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アニマルズで有名な「朝日のあたる家(朝日楼)」の鬼気迫る歌声は、どんな歌手の過去の歌をも凌駕していましたね。感動しました。いや、本当に「うまい!!」と叫びそうになりました。「幻の歌唱」と語り伝えられていたというその噂通りの素晴らしさです。
我々の世代にとって懐かしい浅川マキによる訳詞の冒頭 ♪あたしが着いたのは ニューオリンズの朝日楼という名の女郎屋だった♪
からいきなりシャウトします。まるで、ソウル・シンガーのようです。途中は大女優が「一人語り」を始めたみたいに情景がパッと目の前に浮かぶような「うまさ」をいたるところに感じました。完璧な歌唱力です。美空ひばりも凄みがありましたが、多分当代随一の歌手ではないでしょうか。魅惑の歌声という形容ではすまないような大歌手です。
10数年前、ご主人の死去により芸能界の表舞台には出てこられなくなりました。本当に惜しい、とつくづくこの曲を聴いて感じましたね。
「ラ・ボエーム」「アコーディオン弾き」とシャンソンが続きますが、その語るような歌い方(声質も変えています)、そしてドラマチックな盛り上げ方、どれを取り上げても「千両役者」の大舞台での表現のようです。
彼女の代表作でもある「喝采」も久しぶりに聴きました。実話を元にしたこの「喝采」も新しいピアノ・アレンジで聴くと、よりドラマ性が強調されるようです。
ネスカフェのCMでも評判になった大好きな「黄昏のビギン」を始め、「ちあきなおみワールド」の魅力が満載されたCDでした。
アルバム・コンセプト通り本当にライブステージを体感できました。拍手、拍手。
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