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収録内容は各地での講演録、対談などに加筆したもの、そして各雑誌などの書評を転載したもの。
最後の最後にいちいひさいちの4コマまで載っているのが(収録している事実とマンガの内容と)二重の意味で笑えます。
悪く言えばベストセラー本の安易な第2弾にありがちな「読者の質問に答える」という感じの内容。本当ならベストセラー記念に“おまけ”として第1弾を買った人には無料で配ってもいいくらいです。ネットに載せるとか。
良く言えば『だれが「本」を殺すのか』の資料集であり、解説書/テキスト。
しかし、残念なことに「本コロ」以降の業界の進展は見られませんし、有効な反論も聞こえず、「そうだよねー困ったねー」とみんなで納得してしまっている感があります。「本コロ」効果への期待は、それよりも、志ある関係者たちが「いや、オレは犯人じゃねぇ!オレが本を生き返らせてやるっ!」と決起することです。(唯一、著者が批判した「ダ・ヴィンチ」の"迎合"書評も「一つの価値あり」というところが、反論として面白いところかな…)
「本コロ」応援団としては興味深いこの続編ですが、スタイルとしてやむを得ないとは言え、あまりにも内容の重複が多く、佐野氏著作のいつもの充実感に比べ冗長でスカスカなのが気になります。もっと言ってしまえば、こういうものも、インターネット上で読めればいい、"不要な新刊"の一つではないかと感じるのです。
「延長戦」と銘打つからには、新たな戦線を切り開いて欲しかったと思います。PART-3が作られるなら、ぜひその点を考慮していただければと思います。
講演の内容はコンパクトにまとまっていて「本コロ」を読んでいない人にも読みやすい内容。
ただし、具体的なソリューションを提案できていないのが、残念なところ。作家のつとめはそこまでといわれればそれまでだが、上流から下流の人々と一緒に為す術もなく死に往くのを嘆じて見守るに留まっているのはどこか面はゆい。
出版後何か新しい動きがあったのか。前作を読んだ、講演を聴いた業界人は何らかの一歩を踏み出したのだろうか?今後、そういった切り口で未来に向かっての次回作があるとに期待したい。