原作は出版されてすぐに読んで、映画化されるという話を聞いて、ピーター・フォンダが出演したという話を聞いて、それから相当の時間が過ぎて、ようやく見ることができました。
やっと見れた、という思いとやっぱりこの程度であったか、という気持ちもあります。
これも原作者による監督作品で、既に何本か同じ組み合わせの作品をご覧になっている方には、大体同じような作り、という説明で足りるかと思います。
もう少し言うならば、原作者が監督を行うと、自由に作り変えていって、言わばもうひとつの物語が生まれるという面白さがある一方で、所詮演出は素人っぽく、学園祭で上映される自主制作映画のような印象です。
出演のピーター・フォンダを口説くのに「飛べなくなったスーパーマンの物語」と説明すると笑顔になって話を聞いてくれたというようなコメントがあったのを微かながら覚えています。
年老いたイージー・ライダーが何といってもこの映画を支えています。
彼がいなかったら映画化もしなかったのではないかな、という感想を抱くほどハマリ役です。
村上龍の文字以外のツールで書かれた文芸作品と受け止めたいと思います。
ピーター・フォンダのファンの方、村上龍作品のファンの方にはオススメできます。