大河ドラマ化された『炎立つ』などの時代小説や
『記憶』シリーズといったホラー小説など
幅広いジャンルを手がける著者の最新短編集。
著者をおぼしき中年の男性作家を主人公に
何気ない日常が異界へと転ずる恐怖を描いた11編が収められています。
撮影で訪れた路地で出会ったピエロと子どもたち(『ゆがみ』)
山奥にある山荘で体験する恐怖の一夜(『悪魔』)
どの作品とも、日常がゆらりと揺らぐ瞬間が恐ろしくも快感で
時間を立つのを忘れて没頭してしまいます。
とりわけ印象深かったのが、
60〜70年代への郷愁を持ち続ける男を描く『うたがい』
そして、写真に写った人魂を調べる男を描いた表題作『たまゆらり』
とくに『たまゆらり』は、読後しばらく鳥肌が引きませんでした。
ホラーが多様になりすぎ、よくわからなくなった今日。
読後に背筋がぞぉっ〜とし、
鳥肌がひかなくなるような恐怖をお求めの方におススメです☆
ぜひ、夜に一人でお読みください☆