私はどちらかというと「シンメトリー」というキーワードでこの本を手にしました。
左右不均衡な動きで身体を酷使して体調を崩し、ここまで約3年という時間を要しました。「股関節の痛み」「胃腸の不調」「睡眠・排泄障害」・・医者にもあちこち通って回復を目指しましたがいずれも完全回復には及ばず、以前のような身体にはもう戻れないのかとも思いました。それでも独自で色々と勉強・実践、「身体のシンメトリー(左右対称)」を目指すことによって飛躍的な回復をしました。私の場合は「片側の股関節を酷使し、周囲の筋肉が力を失って体重を支えきれなくなってしまった結果、それを補うために身体のあちこち(背中や首、腰、脚等)に負担が分散するとともに、骨盤傾斜とそれに伴う背骨湾曲から神経系の伝達がうまくいかなり、それぞれに関連する器官や機能に障害が発生した」という感じですが、もし私がこの本のような「シンメトリー・ケアをする方法」を以前から知っていたならば、おそらくここまでひどくならなかったでしょう。
この本では股関節の中でも特に『骨盤傾斜』に密接に関わる「梨状筋」「中臀筋」、さらに『体幹を支える』『代謝向上』に関わる「腹斜筋」や「背筋」等にポイントを置いて、理論とエクササイズを紹介しています。エクササイズは一見簡単ですが、きちんとしたムーブメントが必須で、それができればしっかりとした負荷を感じるでしょう。このような運動で鍛える筋肉は比較的「筋肉痛を起こしにくい」ため、頑張って運動しても反応を実感しにくいのですが、続けていけば「身体が動かしやすくなった」「なんとなく体調が良くなってきている」なんてことがきっと実感できるでしょう。身体のバランスが是正されてきている証拠です。さらに柔軟性向上や筋力向上はエネルギー消費にも貢献してくれるので、もうひとつのキーワードでもある「やせる」ことも当然期待できます。「腹部を力を入れて引っ込める(ドローイン)」だけでも内臓の位置が是正されて、代謝&内臓機能の向上も期待できます。
「左右対称を意識して動く」機会は日常にはなかなかないと思います。また、シンメトリーを気にする機会もあまり多くないのかもしれません。しかし、シンメトリーは背骨をまっすぐにし、身体に多大なる好影響を及ぼします。シンメトリーに近づけば近づくほど身体は快適、「お金では買えない大きな財産」となります。
一見すると女性向きの本のようにもみえそうですが、そんなことはありません。男性にも是非取り組んで欲しいと思います。