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46 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本経済のマイナススパイラルを突き止められる,
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レビュー対象商品: たった1%の賃下げが99%を幸せにする (単行本(ソフトカバー))
1%の賃下げとあるが、給料を下げても彼らにマイナスになるとは限らない。 なぜなら、 賃下げをすれば日本全体がよくなり、 医療や介護の保障が手厚くなる可能性があるから。 詳しく見ると 1.今までの「年齢給・終身雇用」は高成長期にしか適用できない。 それを今も維持しているため、 ↓ 2.正社員ではなく非正規社員を増やす (低賃金・低保障) ↓ 3.若い世代の負担となり、結果的に →晩婚化・少子化・保険料未納を増長 ↓ 4.医療や介護、老後の年金の原資(人・金)がなくなる。 ↓ 5.高齢者が老後に不安を覚え、既得権を守る (年齢給の確保、国債発行を続行など) ↓ 6.日本経済の悪化& 2.に戻る という悪循環が 今の日本経済・雇用・老後保障・医療・介護に影響を与えている。 老人が悪いとか、若者が悪いとかいう議論は無意味。 卵か、にわとりかというだけの話。 ただはっきりしているのはどこかにメスを入れないと、 全員「不幸行きのトロッコがブレーキをつけずに進み続ける」と言うこと。 筆者はそのメスが 「年齢給の廃止(段階的措置も含む)」だと述べている。 ・これはかなり説得力があるし、少ない犠牲で多くの効果があると思う。 ・ただそれをさせまいとする人や情勢がある。 どちらも重要な話でこの本はとても良くまとめている。 労働問題だけでなく、日本全体の様々な制度疲労に 関心がある人には是非オススメ。 政治家には是非読んでもらいたいが、彼らを選ぶ有権者も読むべし。
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
職務給への移行の重要性,
By 食いしん坊 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: たった1%の賃下げが99%を幸せにする (単行本(ソフトカバー))
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の著者が『週刊東洋経済』で掲載していた雇用問題に関するコラムをまとめた書。著者の視点の特徴は 「左派も保守派も守旧派であることには変わらない」と「既得権を 打破ことが重要」というもの。最近はこの手の視点も一般的ですが、 連載当時(2007年)に読んだ際には、とても感心しました。 著者の要点は、 1) 労働者に"希望”が必要であり、その為には、 2) 正社員の既得権の見直しを含む、労働者間の再分配を進め、 3) 職能給(年功序列賃金)から職務給へシフトする。 というもの。 気になった記述は以下の通り。 - 労働者の流動性を高める為の「労働ビックバン」に取り組め。 - キャリアパスが分かれた以上は、「ポスト=偉い」ではなく、ただの機能のひとつとなる。 - (若手が成長する一番いい手は)転職市場で一度”溺れ”かけてみることである。 - (朝まで生テレビで)貧困側の代表が連合と社民・民主党だが、これなどはもはやジョークとしかいいようがない。 - (あらゆる改革が停滞する原因は)ベテランほど先送りするインセンティブをもってしまうからだ。 - 90年代、熱烈なケイジアンになりすMなしてバラマキを要求し、またそれに応えたのも、結局は中高年の既得権層だった。彼らの多くは無事に定年まで逃げ延びたものの。あとは就職氷河期世代と赤字国債の山だけが残されてしまった。 雇用問題を考える上で、新聞には載っていない話が満載です。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
あなたの給料が上がらないワケ,
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レビュー対象商品: たった1%の賃下げが99%を幸せにする (単行本(ソフトカバー))
経済成長もかげり、人口が減るなかで、年功序列・定期昇給を維持するのは無理。 維持しようとするとねじれが生じ、 そのしわ寄せが若者にきている。 派遣社員や給料があがらない若年正社員はその現れだと。 だから、 年齢ではなくやった仕事に対して給料を払う システムへの移行が急務であると説く。 そうすれば希望が生まれるよと。 ただ、 雇用の流動性が高まる社会(同僚、部下、上司がぐるぐる変わること)は、 会社に所属することで自尊心を得てきた サラリーマンにとっては、けっこうキツいことだと思う。 疑似家族型の日本の会社。 リストラは、勘当みたいなもんだし 年下が上司になるのは、 弟のことを聞かなきゃいけないみたいなこと。 中高年正社員の抵抗が激しいのは、 給料が下がることはもちろん、 ポジションが無くなってしまうことことを 恐れているのではないか。 労働市場の流動性を高めるには、 失業保険や職業訓練などのセーフティネットを充実するだけでは足りない。 自分のアイデンティティを「カイシャ」に求め過ぎるな、 という啓蒙とセットじゃないと上手くいかない。 そう思った。 著者の意見にはおおむね賛成。 労働市場、労働価値観は、これから変わると思う。 35歳以下のビジネスマンは、読んでソンはない。
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