1%の賃下げとあるが、給料を下げても
彼らにマイナスになるとは限らない。
なぜなら、
賃下げをすれば日本全体がよくなり、
医療や介護の保障が手厚くなる可能性があるから。
詳しく見ると
1.今までの「年齢給・終身雇用」は高成長期にしか適用できない。
それを今も維持しているため、
↓
2.正社員ではなく非正規社員を増やす
(低賃金・低保障)
↓
3.若い世代の負担となり、結果的に
→晩婚化・少子化・保険料未納を増長
↓
4.医療や介護、老後の年金の原資(人・金)がなくなる。
↓
5.高齢者が老後に不安を覚え、既得権を守る
(年齢給の確保、国債発行を続行など)
↓
6.日本経済の悪化& 2.に戻る
という悪循環が
今の日本経済・雇用・老後保障・医療・介護に影響を与えている。
老人が悪いとか、若者が悪いとかいう議論は無意味。
卵か、にわとりかというだけの話。
ただはっきりしているのはどこかにメスを入れないと、
全員「不幸行きのトロッコがブレーキをつけずに進み続ける」と言うこと。
筆者はそのメスが
「年齢給の廃止(段階的措置も含む)」だと述べている。
・これはかなり説得力があるし、少ない犠牲で多くの効果があると思う。
・ただそれをさせまいとする人や情勢がある。
どちらも重要な話でこの本はとても良くまとめている。
労働問題だけでなく、日本全体の様々な制度疲労に
関心がある人には是非オススメ。
政治家には是非読んでもらいたいが、彼らを選ぶ有権者も読むべし。