結論から申し上げます。
会話力を上げるためには、非常に良い本です。
しかし、1分間で身につけられる内容ではないと思います。
原文の表題は以下の通りです。
「Conversationally Speaking」
訳すのは難しいですが、「会話での話し方」といったところでしょうか。
読んでいても、著者に1分間でできる表面的なテクニックを伝授しようという意図は感じられません。
むしろ逆で、原文表題からわかるように、どうすれば相手と長く、不快感を与えずに会話ができるか、について基本的な作法を記した内容だと感じました。
実際に、著者のアラン・ガーナー氏が開催しているワークショップの受講生の実経験に基づいた内容となっているので、読んでいて非常にわかりやすく、理解が進みます。
特に、
・5章:思い切って自分のことを話そう
・8章:批判されても落ち着いて対応しよう
・12章:不安のもとを取りのぞく
に書かれている内容は、非常に納得感がありました。
本当に大事なことは、短期間で身につけられるものではありません。
表面的に理解するのではなく、基本的な部分をいかに理解し実践していくかである、と改めて感じさせられる本でした。