この本のポイントは、論文に出てくる統計手法の頻度をもとに
各手法や用語の重要度と解釈がそれぞれ示されているところです。
しかも、解釈は、おおむね 一言 = 超シンプル です。
最終章では、それらが網羅的(辞書的)に記載されており、
「一言」で用語を説明してあります。
本書は初心者が、統計に「慣れる」までの優良な参考書です。
統計は、論理を示す「道具」であり、使い方さえ知っておれば良く、
それを慣れるまでの間、反復するのに、本書ほどムダを省いた
参考書は、これまで見たことがありません。
自動車ならば運転の仕方を知っておれば、便利に使える道具ですが、
自動車の内部構造や細部の知識を必ずしも熟知しておかなくても
上手に運転することは可能です。
統計もこれと同様であり、道具というイメージが必要です。
本書はそれが上手に示されています。
これから論文を読む・書くという初心者の手元で大活躍する一冊
と言っても過言では無いでしょう。