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とヨーコさんは述べています。
オノ・ヨーコって何かコワそう、と思っている人は読んでみるといいと思います(笑)。
怖い人ではないと思えます。
「日本男性沈没」という章は、タイトルを見ると「げっ」と思う人もいるかも
しれませんが、笑えるパロディです。章の終わりに付記されている「参考資
料」というヨーコさんのでっちあげ(?)も笑えます。面白いですよ。
ヨーコさんは世界中の、自分の人生を生きようと奮闘している女性たちを『姉
妹』と読んでいます。日本の姉妹たち、がんばろう、とか。
女に生まれて良かったと思いましたね、オノ・ヨーコと姉妹だなんて、幸福なことです。
今よりもっと古い時代からヨーコさんは自分が自分であるために闘ってきたんですね。
我々の鬱屈などなんぼのものでしょう。
先輩である「姉妹」を見て、がんばりませう。
美しいもの・自由・真摯な心・人間的な心、そういうものを求めて生きるって
ことなんでしょうね。
特に彼女はアーティストですから、そういうものが大事なはず。
あんまり男性女性は関係ないかな。少しでもアーティストの心を持っている人
だったら、冒頭に書きました「空の美しさに・・・」という言葉の気持ちは、
性別に関係無く、わかりますよね?
オノ・ヨーコは今から30年ほど前に、こんな「女性上位の思想」を抱き、闘っていた。涙が出ます。
フェミニストの本、というとなぜか面白くなくて、それは単なる「男への隠された劣等感、コンプレックス」の裏返し的なものだから――だと思いますが、『ただの私』にはそうした読者を不快にさせるものが全くなくて、その点でも驚異です。
オノ・ヨーコはいつでも非常に冷静なのです。ただ口角泡を飛ばしてオトコをヤッツケているだけでは、ありません。
自分に忠実に、歩いていく。その活動内容がこの本なのです。
2004年、不況の嵐が吹き荒れ、絶望の若者が街をさまよい歩く・・・皆、この本を手にとってみたらよいでしょう。書かれてあるのは「女、頑張れ」のメッセージだけではありません。もっと深い、深いものです。
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