本書はオーストラリア在住でニサルガダッタ・マハラジの直弟子の覚者セイラー・ボブ・アダムソンさんの本邦初訳本です。
内容は、前半が彼の簡単な伝記のような「生涯」に関すること、後半が質問者との問答である「教え」となっています。
全体的に文章が平易でとてもわかりやすくなっており、ラマナ・マハルシ、パパジ、ニサルガダッタ・マハラジと、それぞれの教えに関しての書籍の中でも群を抜いてわかり易いのではないかと思います。
ただ、いくらわかりやすく書かれていても言葉通り思考で「理解」することが、ほぼ不可能な内容である、ということには変わりありません。
が、それぞれの覚者のニュアンスの違う言葉を受けとめることによって、「それ」というものの本質に少しでも近づけたら、というのが正直なところです。
「本質」や「近づきたい」という言葉を使うこと自体すでにもう違うのでは、ということは理解しているのですが、これらに関しては表現が難しいですね。
セイラー・ボブ・アダムソンさんに関しては、他にも複数の書籍やDVDがあるようなので、これを機に日本でも紹介が進んでいくことを望みます。