一日3回以上聴いてますが、全く飽きることなく、本当に良いアルバムです。
過去の作品群以上に1曲1曲の比重が高く、それぞれが小宇宙を形成してるかのようです。
ライブで披露され始めたばかりの頃、「楯」や「昼の月」を初めて聴いた時は、「重い、こわい、すさまじい」という感想…。
倉ヨエの頭は大丈夫なのかと正直不安に思っていたのですが、
アルバムでは迫力はそのままに、だいぶ聴きやすくなり、歌詞がダイレクトに心に響いてきます。
アレンジャーや参加ミュージシャンの手腕によるところも大きいと思うし、
倉橋さん本人の中で曲が成長し、こなれてきたのだと思います。
年末に下北沢で4日連続のライブを見てきましたが、
歌うたびにこのアルバムの曲たちがピアノのフレーズと一緒に進化し、
世界を広げていくのを目の当たりにすることができました。
倉橋さんはものすごくスケールの大きな歌い手&弾き手になりつつあると思います。
実際こんなにピアノが上手くて、歌も驚異的に上手で、独創的な曲を作ることができ、外見だって充分かわいいのに、
彼女は「私なんかが生きててごめんなさい」などと発言しています。
「全然そんなことないよ!」と言ってあげたくなるのですが、
そういうネガティブな感情から逃げず、とことん向かい合うからこそ、
倉ヨエの音楽はこれほど暴力的なまでに人の心を打つのではないかと。
一言で言えば倉橋さんは本当の意味で真摯な人なのだと思います。
とんでもない言葉を発し続けながら、ひたすらピアノを弾き語る彼女は「いじらしい」の一言です。
彼女がこれからもずっと歌い続けてくれるよう心から祈っております。
長くなってしまいましたが、最後にこのアルバムで僕が一番好きなのは
「石鹸ガール」のコーラスのやりすぎ感です。何度聴いても笑ってしまいます。
まだ聴いてない人、倉ヨエの心の叫びを受信してみてください!人生変わります!