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たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論
 
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たかが服、されど服 -ヨウジヤマモト論 [単行本]

鷲田 清一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ヨウジヤマモトの衣服に「モード」「性」「身体」「母」そして「わたし」とは何かを読み解いてゆく、哲学者によるスリリングな文化論。デビュー以来の貴重なコレクションフォトを多数収載。

内容(「BOOK」データベースより)

世界を魅了しつづけるファッションデザイナー・山本耀司。「時間をデザインする服」の秘密の全貌を、哲学者が読み解く。貴重なコレクション・フォトを118点収載。

登録情報

  • 単行本: 144ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/3/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087712893
  • ISBN-13: 978-4087712896
  • 発売日: 2010/3/5
  • 商品の寸法: 21.4 x 15.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Dolly the Cat トップ50レビュアー
形式:単行本
  この本で鷲田氏は、いつものように世界中の哲学者を引きながらも、かなり率直にヨウジの服と向き合っているように感じた。「わたしはなぜ、ヨウジヤマモトを着るのだろう?」という帯のとおり、少年っぽく含羞しつつも、「飼い馴らしにくい野郎」にこそふさわしい服だ、と書いているのだ。
 また鷲田氏は、モードとはつねに世界をドライブし、すぐに古いと嘲笑するエフェメラルなものだと定義したうえで、ヨウジの服は「時間をデザイン」していると述べる。つまり、彼の服には別の時間軸があり、それを着ていても、外部から何かの役割分担を押し付けられない「自由」さがあるのだと。 
 と同時に、白洲正子氏の言葉「非風」つまり「正しくない型」を引き合いに出し、ヨウジの服は「いかがわしい服」だとも喝破する。それは、アシンメトリーな形や切りっぱなしの裾、ぶらさがる意味不明な布、というあのデザインからも明らか 。しかも色は「翳りの深さ」をも含めて「すべて包みこむ抱擁の黒」。
 とりわけ、「女」という性に踏みこんだ「女性的なるもの、あるいは埋められぬ隔たり」の章は読みごたえがあった。ヨウジは背中からデザインしていくことで有名だが、彼にとって女性とは「通りすぎるひと、去ってゆくひと」だという。なるほどランウェイを歩くモデルのスナップ(最高の時期だったと言われる90年代中心で、118点の写真も大変見ごたえがある)は、圧倒的に後ろ姿が多い。
 「たかが服、されど服」豪奢な王族の装束をまとった役者に、逸民の迫真性は演じられるか? 確かにヨウジヤマモト寄りの本ではあるが、身体とは、服とは何かという根源的なことを考える哲学入門書とも言えると思う。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
少々値段は高いが、掲載されている写真の数々には、圧巻の見ごたえがある。
服そのものも素晴らしいのだが、それを身にまとったモデルたちが、形成する『場』のようなものが、写真ににじみ出ていて、そこが素晴らしい。
まぁ、満足させてくれる一冊である。
鷲田氏による文章も、真摯な印象を受ける。
また、いいえて妙な部分がたくさんある。
ただし、不謹慎を承知の上で、あえて苦言を呈させてもらうならば、ベンヤミンやニーチェを引いてくるのはいいが、やや紙面の枚数が足りなくはないだろうか。
この書籍の形態上、仕方のないことかもしれないが、やや物足りなく感じてしまう。
もう少し踏み入ったところまでいろいろと書いて欲しかった。
おそらくは、美学講義的なものそのものには興味のない人が読んだら、さっと読み飛ばされて「なんだか哲学者の名前でてきたね〜」ぐらいで終わってしまうのではないだろうか。
そういう人は読まなくていいじゃん、写真だけ見てろよ、という意見ももちろんあるとは思うが、どうせ文章が載っているなら(もちろんこれでも、なかなかボリューム面では工夫していると思いますけど)、さっと流れていく感じよりも、しつこく広げていく感じでやってほしかったな、と思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
他者から見たインターフェースとしての服。哲学のジャンルを超えて深い考察が日常の生活と考えている価値観、感じている内面の「こころ」を自分自身にも及ばせ、馳せることが出来る。プラスしてカラーのヨウジヤマモトの作品がシロートの眼であってもみはる。くりかえしてページをめくる、あきない秀逸。
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