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たかがバロウズ本。
 
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たかがバロウズ本。 [単行本(ソフトカバー)]

山形 浩生
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ジャンキーでおかまで妻殺し。カットアップで文学史上に金字塔を打ち立て、アングラの帝王にして、画家、俳優、CMタレント…。どこまでも自由を追求したその先にあったものは?「真実などない。何もかも許されている」バロウズ研究の決定版。

内容(「MARC」データベースより)

ジャンキーでおかまで妻殺し。カットアップで文学史上に金字塔を打ち立て、アングラの帝王にして、画家、俳優、CMタレント…。どこまでも自由を追求したその先にあったものは? バロウズ研究の決定版。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 450ページ
  • 出版社: 大村書店 (2003/2/15)
  • ISBN-10: 4756330169
  • ISBN-13: 978-4756330161
  • 発売日: 2003/2/15
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
本屋で見たとき、昔口説いてきたオジサンがバロウズバロウズ言ってたのを思い出し買ってしまった。小説に興味ない人も反面教師?の伝記として読めると思う。90年代に十代だった私は、旧ソやら旧ユーゴ連やら見て自由や民主主義の素晴らしさに感動しつつ大きくなったんだけど、最近自由の使い道に困ってきたので、ちょうど色々考えさせられた。著者がバロウズの最後に少しがっかりしてるのには、一緒になってしんみりした。愛とか言い出されたらね、がくってくるね、参るねホント。本としては、厳密すぎるくらい資料も挙げられてるし、ふざけた口調で格好いい事言ってるし、主張も分かり易くてきちんと残るし、安いと思う。不自由に感じる日々を送る人、読んでみたらいかが。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tau
形式:単行本(ソフトカバー)
出版から4年弱が経過した今でも、日本語でのバロウズ研究の最高峰です。

やはりこの先、日本からは本書を超える研究書は出ないでしょう。

興味のある方は絶版もしくはweb上から消えてしまう前に買っておくことをお勧めします。

しかしこの本で「穴場」と書かれている部分の研究も行われてきていますし、

(数は多くありませんが…特にホモセクシュアル・ドラッグ関連の研究は少しずつ増えています)

英語圏では毎年数冊のバロウズ研究書が出版されています。

研究者はここで満足せずに、新たな切り口を探って作品や論文を読む必要があると思います。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴリー・ポッター トップ500レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
自分は今から十年程前に「おかま」と「おぼえていないときもある」を結構気に入って読んでいて、だからこの本を書店で何となく見つけた時に「バロウズか、懐かしいな。」という感じで手にとりました。

カットアップ多用による表層的なアナーキーさで評価されることの多い「裸のランチ」等を読んでなかったのが良かったのか、ここで展開されるバロウズ論には素直に共感できるものがありました。確かに「モラトリアムのまま生涯を全うした自己中オヤジ」だと思うし、それと同時に「絶対的な何か(究極の自由)を追い求めたが、けしてそれを手に入れられなかった」哀しさにこそ、彼の作品の本質があるのだという気がします。あと、この著者の山形さん自体結構クセのある書き手ですが、自分の場合はシンクロ率の高さを感じるくらい(笑)、読みやすかったです。

「鳥かごの中の鳥は、そこから自由になろうとすることを諦めた時に初めて、本当の意味で自由になる」みたいな言葉があると思います(ニュー・オーダーの『ブラザーフッド』のライナーに書いてあった)。今に較べて圧倒的に自由だった学生時代に、私はバロウズを読みながら毎日「死にたい、死にたい。」とばかり思っていたことを思い出しました。確かに今は社会人で仕事や家庭に縛られてるけど、死にたいとは思わない。そういった役割に埋没するだけの存在になるのは、死んでも御免だけど。

また、倒産しちゃったファクトリー・レコードの社長のトニー・ウィルソンが、けして昼の仕事(TVパーソナリティーor突撃レポーター)を辞めようとしなかったことの意味が何となく分かりました。その彼の書いた「24アワー・パーティー・ピープル(同名映画のノベライズのふりをした、暴露話満載の生き方自慢本)」をもう一度読み直そうと思いました。「赤いピルか青いピルか」の二者選択から逃れるというのはそういうことだと思います。でも、自分はトニー・ウィルソンの真似事なんかようしませんけどね。

でも、アナキン・スカイウォーカーでもリミットちゃん(のパパ)でもニュー・オーダーでもいいけれど、「死と喪失」との戦いを自分の人生のテーマにせざるを得ない人(バロウズもそうだ)は案外そこら中にいるのでは、と思う。あなたがもしそうならば、この本が道先案内人になるかも知れない。バロウズは「赤いピル(自由至上主義的な生き方)」を選んでその闘争に敗北したのだけれど、さて自分は?、というところにこそ意味があるんだと思います。

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