最近、TV(たけしの誰でもピカソ)でも紹介されていた荒井さんの最新作だ。
ごらんになった方はわかると思いますが、彼の描き方はとてもスリリング。
料理にケッチャップをたらすように、絵具をチューブから直接、画面にひねり出した
かとおもえば、それを筆でなく手や紙でこすって広げて行く。
突然、クレヨンを使ったかとおもえば、色紙を切って貼付けたりもする。
何を描くかは決めてない。描いているうちに見えてくるそうだ。
途中で思考を介在させず、ピュアな感性を最速で画面に定着させることに
非常なこだわりをもっている。手の汚れをいちいち洗うのももどかしいのでしょう。
服ですぐに拭いてしまうので、荒井さんの着ている物は、カラフルなカモフラ柄に
なってしまっている。いいですね。ボクもやってみようかな。
そんなふうにして生み出された荒井さんの世界を、自由気ままに楽しめるのが本書。
小さく描かれたゾウバスは、画面を散策するための乗り物だ。
もちろんあなたも乗る事ができますが、途中でおりたってかまいません。
たいようオルガンの光を全身で浴びられるように、ぜひ心を裸にして
のびのびと味わって欲しい作品です。
ちなみにボクは、よんでる途中で靴下を脱いでみました。
草や土、砂や海が足の先で感じられましたよ。