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次に、彼女は遺伝子の存在と発現の関係を一対一に対応するものとする過ちを犯している。そうだとすると、成績の良い子供は頭を良くする遺伝子を持っているという滑稽な推論もできてしまう。実際、このような遺伝子は未だ発見されていない。あくまでも、遺伝子は個人の特徴の発現の原因というよりきっかけと考えるべきである。即ち、よく言われるように、環境要因を考慮しなければならないということである。
ところで、彼女の京都大学動物学科卒という肩書きが専門の研究者という印象を与えているが実際は動物学も様々で、この本の内容は動物学というよりは進化生物学なので彼女の説が専門家によるものだと考えるのは誤りで、疑ってかかるくらいで丁度良いと思われる。
最後に、このような本は純粋に娯楽として楽しむには最高のものである。しかし、眉に唾を付けて読むことは忘れないで欲しいと思う。
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