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前年『それから』でキネマ旬報ベストワンなど多くの映画賞を受賞した森田芳光監督が、一転して破天荒なコメディに挑んだ作品。主演のとんねるずは、これが映画初主演。
舞台は広告業界。業界一位のラ社で、血縁を頼って仕事を横取りする桜宮天神(小林薫)のやり方に、業界二位のト社社員・春日野八千男(石橋貴明)と時津風わたる(木梨憲武)が猛然と立ち向かう。そんなふたりをマドンナ・梅づくし(安田成美)が応援する。
いかにもバブル真っただ中に作られた、いわゆるギョーカイ・ノリのコメディ映画。俳優たちの過剰なまでの大げさな演技が、必ずしも笑いを誘うわけではないが、エリート社員に扮した小林薫の奇怪なキャラクターは爆笑を禁じ得ない。 名取裕子、渡辺徹が出演する他、東宝のサラリーマン喜劇の常連だった三木のり平、小林桂樹が顔を見せる。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『黒い家』の森田芳光監督の1986年作品。主演がとんねるずの石橋貴明と木梨憲武、マドンナ役を安田成美が演じた。広告代理店、学歴重視のラ社と実力本位のト社が対立。業界の内幕を解剖し、サラリーマン社会の底に潜む哀愁をコメディータッチに描く。