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そろそろスローフード―今、何をどう食べるのか? (ゆっくりノートブック)
 
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そろそろスローフード―今、何をどう食べるのか? (ゆっくりノートブック) [単行本]

島村 菜津 , 辻 信一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

スローフードは、つまり、スローライフなのだ。ぼくたちはもうそろそろ、スローフードの真髄に出会わなければならない。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島村 菜津
1963年、福岡県生まれ。東京芸術大学芸術学科卒。『エクソシストとの対話』(小学館)は21世紀国際ノンフィクション大賞優秀作

辻 信一
文化人類学者、環境運動家。16年の北米での海外生活を経て、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表や環境文化NGOナマケモノ倶楽部世話人として、“スロー”“GNH”などをキーワードに、数々の環境文化運動や環境共生型ビジネスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 159ページ
  • 出版社: 大月書店 (2008/06)
  • ISBN-10: 4272320319
  • ISBN-13: 978-4272320318
  • 発売日: 2008/06
  • 商品の寸法: 17.8 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By nora
形式:単行本
 打てば響くようなお二人の対談だと思いました。一例をあげると

辻: 「恵み」とか「幸い」って(略)熊本では「のさり」とか「ぬさり」と言う。(略)

菜: 水俣の漁師は大漁のときに「のさった」って言うんですが、杉本栄子さんが「水俣病はのさり」って言いましたね。

 対談は相手の言葉に触発されるように次々に話が展開していきます。そして様々な事に触れられていきます。緒方正人さん、内山節さん、畠山重篤さん、藤田田さん、セヴァン・スズキさん、金芝河(キムジハ)さん、大谷ゆみこさん、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさん、ヴァンダナ・シヴァさん、川口由一さん、シューマッハーさん、社会福祉法人浦河べてるの家、地元学提唱者のお二人、油藤商事など。合間には日本のスローフード扱ってる店のほんの一例紹介もあります。

 そうしていると私にとって知らなかった事や視点が次々に現われました。注釈や本文の中で登場する名前を忘れないようにメモとると、

『マクドナルド化する社会』で有名なリッツァ、『ファストフードが世界を食いつくす』(草思社)の著者エリック・シュローサー、大ベストセラー『病気にならない生き方』(サンマーク出版)の著者で医師の新谷弘実さん、映画「ダーウィンの悪夢」、「味 Dream Cuisine」、「エンド・オブ・サバービア」という映画、ジョン・ユドキン『純白、この恐ろしきもの』(評論社)、ピーター・バーグ:生命地域主義を提唱。
 それから、知識として私がほーっと思ったのは、

・西洋でも、60年代くらいまでは、農村部なんて日本とそんなに変わらない。肉をほとんど食べなかった。
・スターバックス・ブームがシアトルやバンクーバー辺りではじまる前に、あの連中は日本にも視察にきていたらしい。日本の喫茶店に影響を受けたと聞いたことがある。
・快楽を付きつめると節度に行きつく。これは快楽主義の基本。飲み過ぎたら次の日はたいへんだし、食べ過ぎたら喜びの倍の苦痛が返ってくる。
・スローフード運動ははじめからラテン語の「コンヴィヴィアル」、つまり「共に生きる」ということを合言葉にしている。
・アインシュタインのことば「問題を引き起こしたのと同じマインドセットのままで、その問題を解決することはできない」
 ・ハタハタは魚へんに神で、鰰と書く。古代日本語で、「ハタタガミ」というのが雷様。「はためく」の語源。

 そして、私が心動いたのは、

 ・岩手県陸前高田の「地元楽(じもとがく)」、福島県相馬郡飯館(いいだて)の「までい」、イタリアの美しい村連合の「美しい」の定義
それから、北海道の成田さんはサハリンに彼らが昆布を作りつづけてくれればいいと養殖を教えに行っている。

辻: いろんな質問がきたときに、「君自身の感性を信じよう」ってよく言うんです。「君が楽しい、うれしい、平和で美しいと思う方向に行けば、たぶんそれがエコなんじゃないか」

菜: イタリアの場合だと、この景色はいいなあ、じっくり座ってコーヒーを飲みながら眺めたいなあと思ったら、そこにバールがある。座ってつくづく眺める場所があれば、これ以上壊れていかないでしょう。

私自身、次の展開どうするか考える刺激になる本でした。
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By saou VINE™ メンバー
形式:単行本
”食べる”ということについて、あらゆる面から見直させられる本です。
「スローフード」という言葉は日本ではいつからか広まり、
今では言葉だけが一人歩きしているように思えますが、
島村氏と辻氏の対談を通して「スローフード」ということの本当の意味、
「スローフード」に秘められた底力を初めて知りました。
戦後のアメリカナイズされた日本の食生活や、
「オーガニック」といいながら何十種もの添加物が入ったミックスサンドの話など、
恐ろしい話も出てきます。
しかし一方で、日本で行われている著者たちの講演活動などによって、
地方で農業などをされている方々が自分たちのやっていることにプライドを持ち、
本当の意味での「スローフード」が芽を出し、根付きはじめてきていることを知り、
とても喜ばしい気持ちになりました。
そして、読み終えた後、”食”の未来、ひいては、明日を”生きる”ことに、希望さえ感じました。
この本のよいところは、恐ろしい実態を提示しながらも、
決して希望を捨てていないというところです。
”食べる”ということは、ただ食物を”食べる”だけではなく、
人間関係、コミュニケーションに大きく関わるものなのです。
つまり、”食”によって、世界を変えることができるということです。
何を、誰と、どのように食べるのか。
辻氏の言葉は、これからの私のテーマであり、世界のテーマでもあると思います。
”食”や”スローフード”に関心のあるかたにぜひオススメします。
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