出版社/著者からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
誘拐された女性大統領候補、衝撃の自伝刊行。
想像を絶する巨悪にただ一人立ち向かう、勇気ある姿が胸を打つ。
麻薬組織と癒着した深刻な政治腐敗に苦しむ南米コロンビアで、不正を糾弾しつづける一人の女性国会議員がいます。彼女の名はイングリッド・ベタンクール。40歳。2002年5月の次期大統領選の最有力候補と目されていました。
ところが2002年2月23日、彼女がゲリラに誘拐されたというニュースが世界中に衝撃を与えました。2002年6月現在も安否は不明です。
本書はその彼女が、生い立ちから大統領選立候補を決意するまでをつづった衝撃的な自伝です。大統領の収賄疑惑を追求するなかで、スキャンダルを捏造され、何度も命を狙われる。最愛の子供たちを海外に避難させ、闘いつづける彼女の姿はじつに感動的です。
いま、日本では次々に国会議員の疑惑が噴出し、全容が解明されるようすもありません。本書を読むと、日本にも彼女のような政治家がいてくれたら、と思わずにはいられません。彼女の勇気ある姿、真摯な生き方は、多くの人の共感を得るにちがいないと確信しています。
2月23日以来、消息不明。彼女はなぜ誘拐されたのか
誘拐の経緯は日本でも、新聞各紙に小さく報道されましたが、本書の内容と合わせて事実を検証していくと、この誘拐もまた「陰謀」なのではないかという疑念を抱かずにはいられません。
これまで彼女はゲリラ幹部と話し合いを重ね、和平交渉を仲介してきました。ところが現大統領が一方的に交渉打ち切りを宣言、武力行使に踏み切った。それはいったいなぜなのか。
また、ロイター通信などの第一報では、彼女は「軍の警告を無視してゲリラ支配地に入った」とされています。しかし、彼女が護衛もつけず、車で目的地に向かわざるをえないよう、し向けたのは、誰あろう現大統領でした。
いま世界中から、誘拐された彼女の解放を訴える声が寄せられています。ぜひとも本書が広く読まれ、一人でも多くの人が彼女の苦境に関心をもってくれることを願わずにはいられません。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1961年生まれ。パリとコロンビアで子供時代を過ごす。フランス国立政治学院卒業後、結婚し二児の母に。1990年、コロンビアに帰国。94年、コロンビア下院議員に当選。大統領の収賄容疑を厳しく追及し、いのちを狙われる。98年、上院にトップ当選。2002年、次期大統領選に立候補。5月の選挙を目前にした2月末、武装ゲリラに誘拐された。安否不明
永田 千奈
1967年東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部仏文専修卒業後渡仏。フランス国立東洋文化言語研究所修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)