著者は乙武洋匡氏と同じ「先天性四肢欠損症」 の青年で、講演者として全世界をまわっている。
さすが講演者だけあって、「上手いことを言う」 がてんこもり。「人生の『本当の障害』 は、人生に自分で限界を設定すること。すべてはより良い状態に至るステップ」 「自分に欠けているもので人生を決めてはいけない」 「恐れを入念な準備のモチベーションとする」 「何回失敗しても『次の一回』 を繰り返せ」 「自分の成長に役立つ四つの心のあり方: 1.『あるもの』 に感謝する、2.誰かのために行動する、3.人の痛みに共感する、4.他人も自分も許す」 「困難の多くは結果的に私たちを強くしてくれる」 どれもこの彼が言うと重く聞こえる。YouTubeで公開しているそうだが、サーフィン・スキューバダイビング・スケートボードや楽器演奏にも挑戦していると言う。またスマートフォンが使いたくて、床に置いたスマフォを跳ね上げ、あごと肩でキャッチする練習をする。何度も顔に激突してケガをし、スマフォも何回か壊し、ついに成功する。ああ、一つ一つ、こうやってクリアしていったんだな、とわかった。
目を開かれ、とても勇気付けられる一冊。ワタミの元会長、渡邉美樹氏の監訳。渡邉氏の「100%の努力では夢はかなえられない。120%の努力が必要」 などの言葉もついている。