この本は、アナウンサーの著者とその取材スタッフがユニセフとタイアップし、最貧国でエイズを患っている子どもたちのルポルタージュしたものである。取材した国は、多くの読者にとって、あまり耳にしたことのないマラウイ(アフリカ)、パプアニューギニア(アジア)、ガイアナ(南米)である。読者にとって、読後には、これら国々に親しみを感じ、愛おしくさえ思えることでしょう。それは、きっと著者の文章が、山の清水の流れのように自然体で、しかも使用している言葉の形容詞、副詞、接続詞等すべてが適格な語彙が選ばれているからで、あたかも乾いた砂地に沁み込むが如く、とても読み易いものとなっている。