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それでも、日本人は「戦争」を選んだ 単行本(ソフトカバー) – 2009/7/29


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商品の説明

受賞歴

第9回(2010年) 小林秀雄賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る―日本近現代史の最前線。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 416ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2009/7/29)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4255004854
  • ISBN-13: 978-4255004853
  • 発売日: 2009/7/29
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (136件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー

14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 杢目桜 投稿日 2013/7/30
形式: 単行本(ソフトカバー)
本書は、日本近現代史(「なかでも1930年代の外交と軍事」)を専門とする著者が、市立栄光学園の中高生に行った5日間の授業を元にしたものである。その5日間は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変と日中戦争、太平洋戦争に分けられる。

いずれの講義においても、大戦を目の当たりにした為政者がなぜこのような判断をしたのか?について、学生たちに問いかけ、その上で「戦争の根源的な特徴を抽出する」ことを試みる。
学生たちは歴史研究クラブであるそうな、前提として基本的な日本史の理解ができており、また自由闊達な教室環境でもある。そのため、読者から著者に問いたいような意見はもちろん、たまに著者を当惑させる意見が出るほどで、この意見を仮説とした実証研究も成立しそうだと思わされる。

これに対する著者の解説は、当世の当事者による発言、手紙、日記、論文又は後世の評価を引用しながら、当事者の思考に近い視座において、本人の危機感や責任感が伝わってくるような時代考証をする。これにより、臨場感をもって時代背景と繋がった意思決定過程への理解が得られ、歴史の変遷についていくことができる。

なお、栄光学園で行った授業と本書の役割は異なるように思う。
もちろん、授業自体は日本史研究の最先端を披露し、学生たちと共に歴史を追う一流の講義だ
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 くっちゃね村のねむり姫 投稿日 2014/1/24
形式: 単行本(ソフトカバー)
 この手の本に対しては、様々な意見があるでしょうし、それは書き手も出版社も重々承知の上でしょう。
 内容としては、そもそもが高校生相手の講義採録となっていますので、体系立っているし、マニアックでもないし、良いのではないかと思いました。私の知らなかったこともずいぶんありましたし。
 そして、結論としては、あとがきに書かれている通りだと思います。そこにはこうあります。

 あの戦争はなんだったのか」式の本に手を伸ばし続けることになりそうです。なぜそうなるかといえば、一つには、そのような本で
は戦争の実態を抉る「問い」が適切に設定されていないからであり、二つにはそのような本では史料とその史料が含む潜在的な情報す
べてに対する公平な解釈がなされていないからです。

 世間が総括してくれないならば、自分で総括するしかないのかもしれません。もっともっと学ぶ必要がありますね。
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 kurokori 投稿日 2014/2/18
形式: 単行本(ソフトカバー)
本書は、東京大学文学部教授で1930年代の外交や政治が専門の加藤陽子氏が、歴史好きの中高生を相手に行った5日間の講義を書籍化したもの。高校生相手に丁寧に説明した講義をそのまま書籍化しているので、非常にわかりやすく引き込まれる内容になっている。

構成としては日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・第二次世界大戦の4つの戦争を扱っており、それぞれの戦争が起きた背景について、戦争を知らない若者にとっても理解しやすいように経済・政治・文化といった様々な要因を交えて説明している。

平成生まれで戦争を知らない世代である自分にとって戦争は非現実的な事象でしかなかったが、本書を読んだことで、戦争がこれからの日本にも起こりうる出来事であるということが理解できるようになった。
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978 人中、770人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 レモンパイ 投稿日 2009/9/18
形式: 単行本(ソフトカバー)
五つの戦争の戦争に関する資料をじっくり読み込み、良く咀嚼し語られている。
しかし、資料主義に徹するあまり,肝心の社会全体の流れが把握されていない。
第二次大戦について評するならば、以下のような社会情勢に全く触れられていない。

(1)1929年の世界恐慌、1932年のオタワ会議に端を発するブロック経済に
   より、持たざる国であるドイツと日本が経済的に追い込まれていったこと。
(2)そういった中で、ソビエト革命発の社会主義的イデオロギーが世界に拡散し、
   ドイツではナチス、日本では右翼社会主義的思想の台頭を許したこと。
(3)日中戦争の激化に伴い、日本はABCD方包囲陣により、経済はさらに悪化し、
   アメリカの石油禁輸により、エネルギーが枯渇することが必然となったこと。
(4)中国では「通州事件」が起き、アメリカでは「絶対的排日移民法」が成立し、
   日本人の人種・民族感情が極限に達し、政治家、軍部を戦争に駆り立てたこと。

加藤氏の解説では、あの悲劇の戦争がなぜ起こったかは誰も分からないのではないか。
多くの人が日本は戦争の反省が足りないというが、「A級戦犯」が悪かった。軍部が
悪かった。というだけでは、何も得るものはな
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