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それでも、日本人は「戦争」を選んだ
 
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それでも、日本人は「戦争」を選んだ [単行本(ソフトカバー)]

加藤 陽子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (112件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

受賞歴

第9回(2010年) 小林秀雄賞受賞

内容紹介

かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。
世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。

世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。

その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。

だからいま、高校生と考える戦争史講座。
日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。

*

生徒さんには、自分が作戦計画の立案者であったなら、自分が満州移民として送り出される立場であったならなどと授業のなかで考えてもらいました。講義の間だけ戦争を生きてもらいました。

そうするためには、時々の戦争の根源的な特徴、時々の戦争が地域秩序や国家や社会に与えた影響や変化を簡潔に明解にまとめる必要が生じます。その成果がこの本です。……本書「はじめに」より

◆日本だけでなく、世界の人々がなにを考え、どのような道を選択したのか、 かつての人々が残した言葉をたどりながら、詳しく鮮やかに紐解いてゆきます。縦横無尽に「戦争」を考え抜く。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録◆

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 416ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2009/7/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4255004854
  • ISBN-13: 978-4255004853
  • 発売日: 2009/7/29
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (112件のカスタマーレビュー)
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845 人中、677人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 会議で戦争は始まらない 2009/9/18
形式:単行本(ソフトカバー)
五つの戦争の戦争に関する資料をじっくり読み込み、良く咀嚼し語られている。
しかし、資料主義に徹するあまり,肝心の社会全体の流れが把握されていない。
第二次大戦について評するならば、以下のような社会情勢に全く触れられていない。

(1)1929年の世界恐慌、1932年のオタワ会議に端を発するブロック経済に
   より、持たざる国であるドイツと日本が経済的に追い込まれていったこと。
(2)そういった中で、ソビエト革命発の社会主義的イデオロギーが世界に拡散し、
   ドイツではナチス、日本では右翼社会主義的思想の台頭を許したこと。
(3)日中戦争の激化に伴い、日本はABCD方包囲陣により、経済はさらに悪化し、
   アメリカの石油禁輸により、エネルギーが枯渇することが必然となったこと。
(4)中国では「通州事件」が起き、アメリカでは「絶対的排日移民法」が成立し、
   日本人の人種・民族感情が極限に達し、政治家、軍部を戦争に駆り立てたこと。

加藤氏の解説では、あの悲劇の戦争がなぜ起こったかは誰も分からないのではないか。
多くの人が日本は戦争の反省が足りないというが、「A級戦犯」が悪かった。軍部が
悪かった。というだけでは、何も得るものはないだろう。
当時の社会問題を冷静に分析すれば、戦争に至る道には、「ブロック経済」
「イデオロギー問題」「エネルギー問題」「民族感情」等々の問題が重要な位置を
占めていたことに気づく。そして、これは今こそ私たちが問い直すべき問題だと思う。
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111 人中、87人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
高校生を相手に、大学教授が授業をすると言うことは素晴らしいことだと思う。
高校の授業は概して教科書に囚われてしまいがちで、十分に合理的な説明がなされず、
それ故高い関心を持つ生徒にとっては欲求不満の残るものとなってしまうからだ。
だから、加藤先生が栄光学園に出向いて最新の研究に基づき講義を行ったと言うこと自体、価値あることだと思う。

内容としても、前半は迫力のあるものだった。
日本が置かれた政治経済的な状況を眺めた上で、政策担当者や知識人、当時の人々の思考をトレスしていくという手法は
「なぜこうなったのか」を実に明快に説明できているし、地政学的な視点は教科書に全く欠如しているものだと思うので、
その点も新鮮である。

しかし残念ながら、日中戦争期以降については精彩を欠いていたように思う。
他のレビュアーの方も書かれているように、マクロな経済的視野が少なくなってきていることも一因だろうが、
「各政策担当者がなにを考えていたのか」ということは述べられていても、「なぜそのような思考に向かったのか」
たとえば陸海軍と対立であるとか当時の官僚制とか、そういった構造の分析が少ないことも理由に挙げられるだろう。
胡適と日本の政策担当者を比較する時に、彼らのおかれていた状況を比較しなければ現代への意義ある洞察は得られない。

ともあれ、総体としては非常に面白い本だった。自分も高校生の時にこの様な授業が受けられればよかったのに、と切に思う。
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97 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 日清、日露、第一次大戦、満州事変と日中戦争、そして太平洋戦争。19世紀終わりから20世紀半ばにかけての半世紀余りでよくも、日本は多くの戦争をしたものだ。なぜ日本人はこれらの「戦争」を選んだのか。
 「日本が獲得した植民地を考えてみると、ほぼすべて安全保障上の利益に合致する場所といえる」との指摘にはうなずける。朝鮮半島にあった「利益線」が満州、華北地方、インドシナ半島と拡大を続け、最後にバブルのようにはじけてしまう。
 とはいえ、著者の歴史の見つめるまなざしはあくまで抑制的だ。「おわりに」で「歴史とは、内気で控えめでちょうどよい」とあるように、断罪的に日本の戦争責任を記すこともなければ、声高に「自虐史観」なるものを訴えることもない。歴史を学ぶ意義を語った序章だけでも一読の価値あり。
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投稿日: 2か月前 投稿者: 武田康弘
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投稿日: 3か月前 投稿者: 小次郎
5つ星のうち 5.0 難しい課題によく取り組んでいると思います
日本の現代史の戦争を語るときに、歴史家を含むほとんどすべての日本人は、歴史を正当化するために他国に対して攻撃的な評価をするか、あるいはその逆を行うかのどちらかの傾... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 猫肉屋
5つ星のうち 5.0 なんで日本人は皆なで賛成してあの戦争を始めたのか?50年来のこの疑問が氷解!
今は無き恩人は「自分も含め、みんなであの戦争に邁進してしまったのは知識が低かったからだ」と、読書普及に努めた。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Oldpa
5つ星のうち 5.0 その時代とは何だったのか
なぜ、この国は太平洋戦争に突き進んでいったのか。
なぜ、負けると分かっていた戦争を始めたのか。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ハジメ
5つ星のうち 5.0 なぜ戦争に向かったのか、各人が懸命に考えた様子が伝わってくる。
様々な政治家、外交官、軍人、一般の人々が何を考えて、その総体として戦争に至ったのか、とても分かり易く描かれている。戦争については、どれほど悲惨だったのかということ... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 大豆
5つ星のうち 4.0 歴史を追体験する。それは後ろ向きな作業ではない。
東大の先生が高校生に対して行った5日間の講義をもとにまとめられた本。
歴史のひもとき方、捉え方、考え方を目線を低くして教えてくれる。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: よこはま こうたろう
5つ星のうち 4.0 一般教養書としては一級品ですが…
大学卒程度の知識と教養を持った一般読書人には、得るところの大きい本だと思います。特に前半の日清・日露戦争の展開を、単に日本−清/日本−ロシアの二国間関係のみならず... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: イエズス会
5つ星のうち 4.0 リベラルだが、とても面白い
非常に売れているので買ってみた。
買う前からわかっていたが、私から見ると「史観がリベラルすぎるかな」と思った。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 大森
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