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それでも、日本人は「戦争」を選んだ 単行本(ソフトカバー) – 2009/7/29


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商品の説明

受賞歴

第9回(2010年) 小林秀雄賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る―日本近現代史の最前線。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 416ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2009/7/29)
  • ISBN-10: 4255004854
  • ISBN-13: 978-4255004853
  • 発売日: 2009/7/29
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (141件のカスタマーレビュー)
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1,008 人中、793人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 レモンパイ 投稿日 2009/9/18
形式: 単行本(ソフトカバー)
五つの戦争の戦争に関する資料をじっくり読み込み、良く咀嚼し語られている。
しかし、資料主義に徹するあまり,肝心の社会全体の流れが把握されていない。
第二次大戦について評するならば、以下のような社会情勢に全く触れられていない。

(1)1929年の世界恐慌、1932年のオタワ会議に端を発するブロック経済に
   より、持たざる国であるドイツと日本が経済的に追い込まれていったこと。
(2)そういった中で、ソビエト革命発の社会主義的イデオロギーが世界に拡散し、
   ドイツではナチス、日本では右翼社会主義的思想の台頭を許したこと。
(3)日中戦争の激化に伴い、日本はABCD方包囲陣により、経済はさらに悪化し、
   アメリカの石油禁輸により、エネルギーが枯渇することが必然となったこと。
(4)中国では「通州事件」が起き、アメリカでは「絶対的排日移民法」が成立し、
   日本人の人種・民族感情が極限に達し、政治家、軍部を戦争に駆り立てたこと。

加藤氏の解説では、あの悲劇の戦争がなぜ起こったかは誰も分からないのではないか。
多くの人が日本は戦争の反省が足りないというが、「A級戦犯」が悪かった。軍部が
悪かった。というだけでは、何も得るものはな
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153 人中、119人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Amazon Customer 投稿日 2009/11/8
形式: 単行本(ソフトカバー)
高校生を相手に、大学教授が授業をすると言うことは素晴らしいことだと思う。
高校の授業は概して教科書に囚われてしまいがちで、十分に合理的な説明がなされず、
それ故高い関心を持つ生徒にとっては欲求不満の残るものとなってしまうからだ。
だから、加藤先生が栄光学園に出向いて最新の研究に基づき講義を行ったと言うこと自体、価値あることだと思う。

内容としても、前半は迫力のあるものだった。
日本が置かれた政治経済的な状況を眺めた上で、政策担当者や知識人、当時の人々の思考をトレスしていくという手法は
「なぜこうなったのか」を実に明快に説明できているし、地政学的な視点は教科書に全く欠如しているものだと思うので、
その点も新鮮である。

しかし残念ながら、日中戦争期以降については精彩を欠いていたように思う。
他のレビュアーの方も書かれているように、マクロな経済的視野が少なくなってきていることも一因だろうが、
「各政策担当者がなにを考えていたのか」ということは述べられていても、「なぜそのような思考に向かったのか」
たとえば陸海軍と対立であるとか当時の官僚制とか、そういった構造の分析が少ないことも理由に挙げられるだろう。
胡適と日本の政策担当者を比較する時に、彼らの
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115 人中、84人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 アジア旅人 投稿日 2010/1/16
形式: 単行本(ソフトカバー)
 日清、日露、第一次大戦、満州事変と日中戦争、そして太平洋戦争。19世紀終わりから20世紀半ばにかけての半世紀余りでよくも、日本は多くの戦争をしたものだ。なぜ日本人はこれらの「戦争」を選んだのか。
 「日本が獲得した植民地を考えてみると、ほぼすべて安全保障上の利益に合致する場所といえる」との指摘にはうなずける。朝鮮半島にあった「利益線」が満州、華北地方、インドシナ半島と拡大を続け、最後にバブルのようにはじけてしまう。
 とはいえ、著者の歴史の見つめるまなざしはあくまで抑制的だ。「おわりに」で「歴史とは、内気で控えめでちょうどよい」とあるように、断罪的に日本の戦争責任を記すこともなければ、声高に「自虐史観」なるものを訴えることもない。歴史を学ぶ意義を語った序章だけでも一読の価値あり。
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22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 杢目桜 投稿日 2013/7/30
形式: 単行本(ソフトカバー)
本書は、日本近現代史(「なかでも1930年代の外交と軍事」)を専門とする著者が、市立栄光学園の中高生に行った5日間の授業を元にしたものである。その5日間は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変と日中戦争、太平洋戦争に分けられる。

いずれの講義においても、大戦を目の当たりにした為政者がなぜこのような判断をしたのか?について、学生たちに問いかけ、その上で「戦争の根源的な特徴を抽出する」ことを試みる。
学生たちは歴史研究クラブであるそうな、前提として基本的な日本史の理解ができており、また自由闊達な教室環境でもある。そのため、読者から著者に問いたいような意見はもちろん、たまに著者を当惑させる意見が出るほどで、この意見を仮説とした実証研究も成立しそうだと思わされる。

これに対する著者の解説は、当世の当事者による発言、手紙、日記、論文又は後世の評価を引用しながら、当事者の思考に近い視座において、本人の危機感や責任感が伝わってくるような時代考証をする。これにより、臨場感をもって時代背景と繋がった意思決定過程への理解が得られ、歴史の変遷についていくことができる。

なお、栄光学園で行った授業と本書の役割は異なるように思う。
もちろん、授業自体は日本史研究の最先端を披露し、学生たちと共に歴史を追う一流の講義だ
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