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それってどうなの主義 (文春文庫)
 
 

それってどうなの主義 (文春文庫) [文庫]

斎藤 美奈子
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「それってどうなの主義」とは、なにか変だなあと思ったときに「それってどうなの」とつぶやいてみること。ただそれだけですが、とても大切なことです。日の丸、戦争、靖国から、皇室、教育、ファッション誌まで、オウム事件後10年のニッポンの右往左往ぶりを明快に解き明かし、違和感を突く痛快エッセイ集。

出版社からのコメント

一、「それってどうなの」は違和感の表明である。
一、「それってどうなの」は頭を冷やす氷嚢である。
一、「それってどうなの」は暴走を止めるブレーキである。
一、「それってどうなの」は引き返す勇気である。
*     *
「それってどうなの主義」とは、何か変だなあと思ったときに、とりあえず「そ
れってどうなの」とつぶやいてみる。ただそれだけの主義です。つぶやいたとこ
ろで、急に状況が変わるわけでも事態が改善されるわけでもありません。それで
もこれには、ささやかな効用が、あります。その具体例については、ぜひ、本書
にあたっていただきたいのですが、その「宣言文」は冒頭の四つに要約されます。
すなわち、違和感を違和感のまま呑み込まず、外に向かって内向きに表明するこ
とが肝心。しかもその基本スタイルは─小さな声で、ぼそぼそと!
日の丸・君が代から、戦争や皇室報道、学校教育、女性誌、児童文学まで......
その物言いで宜しかったでせうか? オウム事件後の十年にわたるニッポン
の右往左往ぶりをめぐる、痛快エッセイ集。何気なく使われるようになった新し
い日本語と従来の日本語との違いを指摘するうちに、新しいことば睡う背景に
ある使い手の意図─往々にして、国や権威や伝統への固執─を暴き、自分たちの
頭で考える言語感覚の大切さを訴えてゆきます。たとえば、今や日常的に使われ
る「拉致」。これは、戦前の日本が行なったとされる強制連行とはどう違うの
か? イラク人質問題で浮上した「自己責任」って、つまり自業自得のこと? 
などなど、意識していないと聞き過ごしてしまうビミョーな問題を指摘。
言い出しにくい雰囲気に風穴を開け、小さな変革を期待する主義に関心がありま
す、という日本全国のみなさんに告ぐ! 本書を読み、それってどうなの主
義者連盟(略称「そ連」)に入りませんか? --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 333ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/8/4)
  • ISBN-10: 4167773953
  • ISBN-13: 978-4167773953
  • 発売日: 2010/8/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
07年に白水社から発売された単行本を文庫化したもの。

著者が雑誌や新聞に書いた文章の中から、社会・報道・文化・教育等にかかわるエッセイを選んで一冊にまとめた作品だが、その大半は、言語学の専門誌『言語』の連載(03年1月号から04年12月号)と『新潟日報』の連載(98年4月から99年3月、03年6月から04年12月)からのものとなっている。いわゆる時事コラムだ。

ただ、発表誌が言語学の専門誌ということで、例えば、北朝鮮問題の報道等における「拉致」と「連行」の違い、イラク問題の報道等における「派兵」と「派遣」の違いなど、『言葉』に視点をあて、そこから彼女の考えを展開していくという構成のものが多い。

つまり、その時話題になっている事柄を直接論じるのではなく、報道のされ方、しかもその中の言葉に視点をあて、その問題を論じてみよう(おちょくってみよう?)という回りくどい?構成なのだが、これが、実に興味深いものとなっている。しかも、自分自身が思っても見なかったような考察も多く、目から鱗が何枚も落ちた。

時事ネタを扱いつつも彼女の本業である書評(文芸評論)に近い面白さを持つ一冊だった。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By これでいいのだ トップ500レビュアー
形式:文庫
 短めの社会時評をたくさん集めた評論集。それぞれ大人しげながらも、無駄のない文体で、どんなジャンルででも、ほとんど隙を見せない書きぶりをキープしている(一方で、国際反戦デー(!)に思い入れがあることは分かった)。逆に言えば、その分、ユーモアらしいユーモアが窺えず、そこが窮屈。事前の勉強、あるいは諸事全般に対する日常的な目配りはしっかりしているものの、各種批判はどこか、不良の同級生を前にした中学校クラス委員の「糾弾」みたいで、つまり相手だけでなく自らをも一緒に嗤ってしまうという風通しのいい場面がほとんどなく、どこか付き合いにくい気配。「それってどうなの主義」というのも、別にこんな変な言い回しにするまでのことはないと思うし(「それはおかしい!」とかで十分)。ということで、☆は三つどまり。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
うーむ。

オッというような鋭いツッコミはここでも見られますが、他の著書と比べると新聞向けに書いてたせいか少しおとなしめ?
意地悪(失礼)な斉藤美奈子を読みたい読者としては物足りないかも。

なかなか隙を見せないところはさすがですね。
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