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それからの海舟 (ちくま文庫)
 
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それからの海舟 (ちくま文庫) [文庫]

半藤 一利
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

幕末の動乱期の中、幕臣の中心として江戸城無血開城という大仕事を成し遂げた後の人生を勝海舟はどう生きたのか。新旧相撃つ中で旧幕臣たちの生計をたてる道を探り、福沢諭吉らの批判を受けながらも明治政府の内部に入り、旧幕府勢力の代弁者としての発言力を確保して徳川慶喜と明治天皇の会見を実現。また一方では逆賊とされた盟友西郷隆盛の名誉回復に尽力した海舟の後半生に光を当てた名評伝。

内容(「MARC」データベースより)

江戸城無血開城という大仕事をした勝海舟は、失業した幕臣の代表として、また謹慎中の徳川家代理人として逆風の明治をどう生き抜いたのか。「勝海舟の明治」を描く。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 375ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/6/10)
  • ISBN-10: 4480424431
  • ISBN-13: 978-4480424433
  • 発売日: 2008/6/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 江戸っ子仲間, 2009/7/29
By 
猫だるま - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: それからの海舟 (ちくま文庫) (文庫)
著者も勝さんも江戸っ子です。

江戸っ子には、美学に殉じながら、どこかおっちょこちょいというクセがあります。
そんな、勝さんの魅力をあますところなく書いた、評伝です。

勝さんは、明治維新のもう一方の立役者でありながら、政府の要職にはつかず、徳川慶喜の名誉回復にあとの反省をささげます。
とは別に、奥さんからは死んでから墓を一緒にしてくれるなと、言われる始末です。
なにがあったかは、この本にあたってください。

個人的には、江戸を戦場にしなかった勝さんこそ、上野の銅像になるべきだと思います。

著者は、永井荷風のモノも書いているようなので読んでみます。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 勝海舟好きは読んでもいいでしょう, 2005/10/2
By 
jiateng4 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: それからの海舟 (単行本)
明治を作った立役者の一人、勝海舟の明治維新後の活動を描いた本です。
勝海舟に関する小説や、書き物はほとんどが幕末で、しかもクライマックスは江戸城開城にまつわる西郷隆盛との会談になっているのが、勝海舟好きにはちょっぴり残念でした。

本書はそういったストレスを吹き飛ばすかのように、彼が維新後どのような気持ちで明治政府を見ていたのか、残された幕臣達の世話をどのようにしていたのか、をかなり細かく描いています。

とはいえ、著者がかなりの勝海舟好きですから、歴史的に価値があるか、と言われるとその評価は分かれると思います。

それでも「勝海舟が好きだ」という人は読んでみて下さい。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 やりすぎて興醒め, 2011/11/7
レビュー対象商品: それからの海舟 (単行本)
薩長善玉史観に真っ向から抗った作品。ただこれを批判するに『人間にはもともと善玉も悪玉もない。人間を善悪の両極端でしかとらえられないというのは、およそ焼きの回ったものの見方というほかはない。』と全く共感できる事を言っておきながら、その直後に『それを承知しながら、海舟好きを自負しているわたくしは、精一杯に勝海舟を善玉とし近代日本最高の傑物に磨き上げてみた。』と、この本が「勝海舟善玉史観」であることを開き直っている。実際この本の内容はその通りである。

私は明治維新以降の薩長のやり方は好きではない。むしろあの力押しグリグリ感が嫌いである。また、学生時代に氷川清話を読んで以来 勝海舟には好意的である。しかしその私であっても、ここまで「勝海舟善玉史観」をやられるとうんざりしてくる。何も小説の中の勝海舟のセリフまで取り上げて快哉を叫ばなくても良かろうに。新刊一冊これをやられては「坊主憎けりゃなんとやら」の心境となり、この本にうんざりしたあげくに勝海舟に対してまでうんざりしてくるではないか。

私は勝海舟というのは大人物だと思っている。それは別にいい所ばかりを取り上げてくれなくても、いい所と悪い所を差し引いたって相当な大人物だと思うからである。だから私にとってこの本は片手落ちでしかない。

ではこの本を誰に薦めるのが適切なのか。少し悩んだが、勝海舟というと「坂本竜馬の出てくる話で師匠として出てくる人」「歴史の教科書で西郷隆盛と向かい合って座ってる絵の人」ぐらいしか知らない人の最初の1冊としては面白いかもしれない。但し、その後で氷川清話と福沢諭吉辺りの著作を読んで頭の中をニュートラルに戻して頂く作業が必須になるが・・・。

以上、何年か毎に読み直して3回ぐらい読んだ後での感想。
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