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そば打ちの哲学 (ちくま新書)
 
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そば打ちの哲学 (ちくま新書) [新書]

石川 文康
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

そば仙人ならぬそば打ちの哲学者が、苔むした石臼を「賢者の石」として甦らせ、究極の逸品を味わう愉楽を説く。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1996/11)
  • ISBN-10: 4480056882
  • ISBN-13: 978-4480056887
  • 発売日: 1996/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 590,345位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
 著者は東北学院大学の教壇でカントを語る傍ら、自らもそば打ちを実践し、幼少期からのそばとの原体験を通じて「哲学」とは間口の広い学問であることを解いている。単なる「そば打ち」の本ではない。そば打ちという行為そのものが、見方によっては、「無数にあるかもしれない哲学への入口」があるものだ、と痛感したまでである。本著を入手したのが大学生協だったか、仙台市内の本屋だったかは忘れたが、さる事情で退学届を提出しなければならなくなり、その道すがらに入手したものであるから、早く先生にお会いできていれば、という悔しさが残る著書でもある。

 後半は哲学書らしからぬそばにまつわるエッセーであるが、一応、哲学という学問をふまえている。その中で東京オリンピックでヘーシンクに敗れた神永昭夫さんの実兄とのやりとりの中で、神永さんがコンビニで購入したそばを口に含んだ末期の言葉「おいしい」が、末期の床にあったカントが、水でうすめ、砂糖をまぜたワインを飲んだときの感想「おいしい」であったこととと同じであるという点や、ドイツに旅立つ前に馴染みの手打ちそば屋で「名残そば」をむさぼっていた著者が、その店主に店仕舞した後に特別にそばを振る舞われ、帰国後の再会を約束したまではいいが、ドイツから帰国後に、その場所がどこかわからない、あれは夢だったのか、というくだりが印象に残った。
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