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その腕のなかで (新潮クレスト・ブックス)
 
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その腕のなかで (新潮クレスト・ブックス) [単行本]

カミーユ ロランス , Camille Laurens , 吉田 花子
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

離婚目前の作家の「わたし」が一目惚れした美しい男は、精神分析医だった。男は力の源泉、そう考えてきたわたしは、彼の気を引くため、患者を装い、人生に登場したあらゆる男たちについて告白していく…103もの断章によって、繊細かつ野蛮に描写される男たちと、次第に明らかになる女の人生。絶賛を浴びたフェミナ賞受賞作。

内容(「MARC」データベースより)

父親、夫、初恋の人、愛人…103の断章で分け隔てなく、繊細かつ野蛮に描写されていく、人生に関与したあらゆる男たち。そして次第に浮かび上がる一人の女の人生の陰影。2000年度仏・フェミナ賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 315ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/05)
  • ISBN-10: 4105900315
  • ISBN-13: 978-4105900311
  • 発売日: 2002/05
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 716,804位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 実はかなり技巧的な作品, 2002/10/17
By 
momoyukiko - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: その腕のなかで (新潮クレスト・ブックス) (単行本)
この本は、主人公の女性が人生で出会った全ての男について描く、というものだ。父親、伯父、数々の恋人達、夫…と男は時系列に沿って出てくる。

「その腕のなかで」は様々な読み方が出きるという点が面白い。男と女の愛の物語。作品の構成方法(103もの断章によって構成されている)。理解しえない他者と「私」との物語。フランス語で読めば、言葉の使い方、選び方、などから、作者が影響を受けた作品をguessするという楽しみもあるだろう。

ところで、この作品において特徴的なのは、これが単なる男女の愛の物語ではないという点だ。父親であれ、おじであれ、時には神であれ、女性でない性は皆平等に「男」として描かれる。それは時には不愉快にすら思われることもあった。私は、彼女の作品に深い思想は感じられなくて、むしろ非常に知的で技巧的な側面が目立つ気がした。論理がやや飛躍しているが、性の対象という側面から決して切り離すことなく男性を様々な言語的な技巧を用いて描き続ける姿には、著者のある種の挑戦が感じられる。

個人的には、文学に精通しているタイプの人が、原書あるいはフランス語と文化を共有している言語で読むとかなり刺激的に思われる作品だと思う。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 男に対する価値観が重要, 2004/8/6
レビュー対象商品: その腕のなかで (新潮クレスト・ブックス) (単行本)
人生で出会った全ての男達を103の断章で
1人の小説家の女性が精神科医へ話したことと
執筆中の小説(三人称)をおりまぜ
1人の女の生涯を浮かび上がらせる
技巧やフェミナ賞受賞を踏まえて言おう
面白くない
あくまで1人の女からみた全ての男達だから
男に対する価値観が異なると、更に読むのさえ苦痛
どうでもいい女の男の履歴を読む羽目になるから
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読む価値ある人間を語る作品, 2003/10/30
By カスタマー
レビュー対象商品: その腕のなかで (新潮クレスト・ブックス) (単行本)
フランスでは今、性の赤裸々な告白が文学の第二のブームとなっている。私は女性に興味を持つ男たちが好き、という主人公の言葉は、この路線を彷彿させるが、それがこの本が話題を呼んだ理由の一部にはなっているかもしれないものの、その真価の中心をなすものではない。質の高い文章で父から恋人、夫、中絶をしてくれた医者まで人生で交差しすれがちがった男たちを描く本作品には、主人公=作者の正直さと感受性の強さ、善良さと意地悪さ、傲慢さと謙虚さが入り混じり、その中に人間というものそのものが感じられる。何より見事なのは男性を見る作者の優れた観察力と、それを見事にいい表す表現力だ。読んでいてまさにその通り、と感じさせられることも多い。
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