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27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
邦題通りの内容を持つ良書,
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レビュー対象商品: その科学が成功を決める (ペーパーバック)
書いてある内容の是非は他のレビュワーの方の意見を参考にしていただくとして,これは良い本です.何故なら,論拠の大部分に参考文献が明記されていて,いわゆる検証可能性があり,疑問点を追試可能であるからです.つまり,もし読んでいて「これはどのような条件で行ったのだろう?」と疑問に思ったなら,その実験内容にあたって確かめられるということを意味します.科学の世界では当たり前のことですが,この「当たり前のこと」が無視されている本が,自己啓発書の類では多いように思います.その点でこの本は,人によってはカーネギーの本を読むよりもずっと役に立つかもしれません.ただし参照先が全て英語+学術誌・洋書であるので,実際の参照には壁がある点に注意を要します. 従って,これは啓発書というよりはむしろ科学書の趣が強いです.一般的な科学に興味がある人や,自己啓発本の科学,といったことに興味がある人向けだと思います.内容そのものは社会心理学のものが多く,それ系の人には常識的ではあり,若干の疑問点や納得いかない解釈もありますが,値段は安い上によくまとまっています.付き合い上,自己啓発本をよく読む人と折衝する際などに役に立つかもしれません. 啓発書そのものが好きな人は,自分にメリットがあるかないかの意味で他の本との区別が付かないと思います.科学的思考法の説明をしているのであり,本の内容を実践するだけでは恐らくそのうち行き詰まるからです.
45 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
間違いだらけの自己啓発,
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レビュー対象商品: その科学が成功を決める (ペーパーバック)
「完璧な世界を夢見ても、気分は良くなるだろうが、夢を現実に変える力にはならない」自己啓発や人間心理に関して信じられていることを、心理学の研究成果から検証した本。読者の関心を引く書きぶりで、面白く読める。誰かに話したくなるようなネタもちらほらある。 本書では、以下についての効果は、否定もしくは疑問視されている。 ・成功をイメージする ・やる気をおこさせるために報償を与える ・マイナス思考をしないようにする ・気を引きたい相手にわざと冷たくする ・集団で考えると個人で考えるより良いアイディアが浮かぶ ・ストレスがたまったら、大声で叫んだりサンドバックをたたく ・危機的な関係に陥った夫婦間で話し合いを重ねる ・意志決定を集団でおこなうと良い決断ができる ・態度でうそを見分けられる ・モーツアルトを聴いて育つと頭がよくなる。 ・ほめて子供を育てる ・字のきれいさで能力がわかる 一方、以下の方法は効果がある、もしくはその可能性が高いとされている ・目標を具体的にしてメリットをはっきりさせ、ノートを付ける ・親切にすると無意識のうちにお返しを引き出せる可能性が高まる ・部屋を緑で飾ると想像力が高まる ・面接のときは、最初に自分の弱みを後半に強みを話すと良い ・自分から相手に興味を持てば、相手も関心を持つ ・集団の創造性を高めるには、一人でもいいから時々メンバーを入れ替える ・むかつく経験から得たプラスの面を、あえて考えてみる ・しゃべっている相手の言葉を、別の言葉で言い換えたり相槌を打つ ・猫ではなく、犬を飼う ・相手に少し触れることができると、協力的な態度を引き出すのに効果がある ・人間は「したこと」より「しなかった」ことを後悔する ・音楽を聴かせるのではなく、楽器を弾くようにする ・誉めるなら、努力を誉める ・性格は指の長さにあらわれる
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
全てを信じるのは危険,
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レビュー対象商品: その科学が成功を決める (ペーパーバック)
本書は、一般の自己啓発書と同様に「いかにして成功するか」と言うテーマを扱ったものだが、その根拠が科学的に裏打ちされたものであるという事実において、類書とは趣を異にする。さしずめ、啓蒙・成功というテーマにおける”実験心理学のファクト集”と言ったところで、その内容はこれまで常識として語られてきた自己啓発とは大きく事なるものが多い。常識を覆すデータが多く、 ・マイナス思考を抑制するな ・成功した自分をイメージするのは逆効果 ・褒められた子供はリスク選好性が低下する など、非常に興味深い話があり、面白く読めた。 ただ、この手の本で注意が必要なのは、これらの実験心理学に基づく主張は科学的厳密さを備えておらず、常に「真実」を語るわけではないという事だ。 本書に書かれている「事実」のほとんどが、実験室という極めて限定された特殊な空間の中で行われた実験を元にした結果に過ぎず、簡単に更新されうる。本書の中にも、内容に矛盾がある箇所が存在する事に気付いた人もいるだろう。 つまり、これらの本を咀嚼するにはある程度の科学リテラシーが必要であり、それが無い場合は盲目的に全てを信じるのはやめておこう、という事だ。
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