本作は,韓国で2008年10月に公開されて,思いっきしズッコケた作品なんですが,日本ではウケそうな予感がしますね。キャッチコピーが『果たして,記憶のページをめくれば,愛にまた会えるだろうか。』で,主演がイ・ドンウクssiとくれば,日本で韓流を支える女性陣にはそれだけで“座布団一枚”となるでしょうね。
本作で私が注目したのは,キャストよりもキム・ジョングォン監督ですね。いままで,「リメンバ^・ミー」「天国からの手紙」「パボ」と,私好みの作品を撮られた監督ですから,期待して観させていただきました。予想どおり,音楽や映像は美しかったのですが,ちょっとドラマティックすぎる展開だったなあというのが実感です。
本作のテーマは,『一人では抱えきれない痛みも,誰かがそばにいてくれれば乗り越えられる。』というシンプルなものだと思いますので,ここまで劇的な流れにする必要はなかったと思います。
映画としては,“謎の男の登場”など,本筋以外の部分がくどくなって,本筋がぼやけてしまったという悲しい結果に終わってしまいました。基本的にはラヴストーリーなんですから,ジュノ(イ・ドンウクssi)がウンス(ユジンssi)に惹かれた部分はよしとしても,ウンスがジュノに惹かれた部分はもう少し説明する必要があったと思います。過去の恋を今でも引きずっている二人が互いに惹かれあっていくという過程を,観客目線で描いて欲しかったですね。
おまけ:似たようなテーマの作品に「ノートに眠った願いごと」というのがありましたけど,あちらはデパートの崩壊事件という実話がベースにはあったものの,シンプルな構成でもすごく感動したラヴストーリーでした。