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19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
依存症を抱えている女性の回復プロセスを語り明かした本,
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レビュー対象商品: その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく) (単行本)
この本は、著者の一人の言葉を借りれば、「おもに依存症を伴うトラウマ体験サバイバー」や「境界性パーソナリティ障害」の女性が、どのようにして回復していくかを、治療の現場にいる著者(うち一人は依存症からの回復者でもある)たちが、詳しく語り明かした本です。主に、こうした女性たちをサポートする人たち(援助者)に向けて書かれた本ですが(本屋さんでは、たぶん看護学コーナーに置いてあります)、依存症を抱えている本人自身にも読んでもらおうとして書かれた本でもあります。かく言う私は、男性で、いわゆる物質依存を深刻な程度には抱えていませんが、ACで共依存症からの回復を続けており、その立場の自分にも当てはまったり、「ああ、そういう言葉で言ってくれると、腑に落ちる」と思える話が多く、一気に読んでしまいました。また生理の話も、直接はあてはまりませんが、私は子どもの頃から過敏性大腸症を患っており、身体的な問題として、少しだけ理解できる部分がありました。 この本の特徴として指摘できるのは、自助グループやカウンセリング等で言われる「回復」のイメージを、その当事者の具体的な例を踏まえながら、とてもわかりやすく示してくれる点です。また、著者の一人である上岡さんによる「フォーカス」という5つのコラムも、ものすごぉぉく助けになりました。私は、15年ほど専門家のカウンセリングや自助グループを続けてきましたが、そこで経験してきた回復のプロセスの重要な部分を、かなりしっくりくる言葉で言い当ててくれた本、というのが、率直な感想です。なんだかファンレターのようですが、著者のお二人に、直接ありがとうと言いたいような、本当にすごい本だと思います。
24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
驚嘆すべき丁寧さ,
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レビュー対象商品: その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく) (単行本)
これほど周到にわかりやすくていねいに書かれ、しかも無駄な部分が無い本は珍しい。例えば次のパラグラフを見よ。 援助者は精神科の既往があると患者さんの訴えをすぐさま精神症状と結びつけてしまう傾向が ないでしょうか。本人の訴えをまずは受け取ってそれがどのようなサインなのかを考えてみる必要が あります。症状には薬を処方してもらうのがいいこともありますが、意外に部屋を暖かくしたり、痛む 箇所の下に柔らかいものを当てるなどしながら、過不足なく声をかけることだけでしのげることも多いものです。(p.184) 上記のような文章は、学力テストでよい成績を取るだけでは、絶対に書けるようにはならない。 誰かが苦痛を訴えたときに、訳知り顔で「それはメンタルなことが原因じゃないかな」などとのたまう方が まだ多い。そのような言葉は何も語っていないのと同じなのに。 3章の「生理のあるカラダとつきあう術」以外は、男性読者にもよくわかる内容です。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
その後の不自由,
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レビュー対象商品: その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく) (単行本)
漠然と思っていたことや、自分の経験で実行していたことがあり、 こういうことを義務教育で教えてくれたら、 女性は悩みが楽になると思っていたが、 まさにそういう本だった。 人との付き合い方の距離や 付き合う人を選べるなど、心が軽くなる。 自分の言葉を持っていない、 感情を人に伝えられない、 誰もわかってくれないと思っている人に特におすすめです。
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