賛美歌を思わせるコピーのような厳かなタイトル名からバラード曲を連想していたら...
蓋を開けてみれば、ロックなギターもアグレッシブなアップテンポ曲だったので、
予想外のギャップにまず驚かされる。しかし、その疾走感溢れる曲調の中で、
セバスチャン演じる、そこはかとなく官能的な小野大輔の歌声は、あくまで
紳士にして優雅。思わず惚れてしまう、黒執事の世界観をあますところなく
表現した、たまらない歌詞といい、こちらのギャップにも思わず痺れた。
さすがは完全無欠執事セバスチャン・ミカエリス。
その低音の美声が奏でるエレガントにして異端な愛の世界...
単なるキャラソンという枠を超え、独特の美意識が貫く完成された表現力に脱帽。
実はとても一途なルシフェル(悪魔)というキャラクターのことをよく解っている、
これはほんとによいcharasongの中のcharasong、王道の中の王道。
(中の人つながりでは、涼宮ハルヒ-古泉一樹ソング以来の逸品)
その美しき犠牲愛にも似たタイトル曲とは打って変わって、あくまで
穏やかなアフタヌーンティーのようなカップリング曲「月の雨」も勿論、
セバスチャンそのものの想いと小野Dの美声が楽しめる。終日仕事に追われ、
クリスマスどころではなかった自分にとっては、思わぬプレゼントに心癒された。