| |
| POP王の作品を拡大する | POP姫の作品を拡大する |
登録情報
|
過去の二作とは少し異なった印象を受ける。
登場人物も多く愛情だけに限定されず、多くの感情が描かれている分、前作までの胸を締め付ける切なさのような強烈なインパクトはないが、すべての感情の根底にある人を愛する気持ちは変わらない。
一つ一つの感情を受け止めていけば一つの大きな力に気づく。
無駄な形容や説明は一切なく、多くを書かずして感情の一番深い部分まで表現されているのは実に素晴らしい。個性的な人間ばかりで不自然なはずなのに、違和感は何もない。背景も、恋愛写真の主人公が写す写真のように、ゴミ捨て場、主人公の店が繊細に形作られている。
青臭いとか、現実味がないと鼻で笑ってしまえばそれだけのことかもしれない。
しかし、どこかでこんな生き方してみたいと思うのではないだろうか。
人を動かす力を信じたくなるはずです。
この本は私にとって、同著者さんの三作目になりました。
「いま、会いにゆきます」「恋愛写真」の次です。
どれもとても興味深いものでした。
涙を流す本…とはちょっと違った、感動的な本です。
生きることの尊さ、また、焦燥感…
読みすすめると同時に、様々なことを考えました。
読み終えたあとも、まだ本のストーリーの中にいる気分です。
今、とても清々しい気持ちで、この本を推薦します。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|