ユキの実家には父弘・母亜希子・兄明弘(嫁に離婚を迫られているらしい)、兄の子供明がいました(兄は要するに出戻ってきてるんですね)。橘家、さすがあのユキを育んできただけあって、みんなが純朴で実直で、ちょっとずれてる可愛い人達でした。でも、まあホントに「普通」の家です。
この橘家の「普通」ぶりに戸惑う六条が、おかしい。「6畳間でする(お誕生日会のような)パーティー」にどんな服を着ていけばいいのか悩んだり、帰宅した父・弘に畳に頭を擦り付けてのご挨拶等、真剣なだけにとてもおかしくて、六条の世間とのずれっぷりがよくわかりました。
カムアウトしたわけではありませんが、「もう一人の息子」と橘家に受け入れられてた六条。本当によかったです。
血生臭いことは、ほとんど無く、最もコメディ色の強い巻だと思います。作者もおっしゃってるように「番外編」として楽しい作品でした。
<ダブル・トラブル>収録。本当に待ちこがれていた刈谷啓介弁護士×乙彦の短編。
「夜しか泳げない」から、どれくらい待ったことか。啓介は相変わらず可愛くて嫉妬深い大人の男で、乙彦も保護者とは一味違って、可愛いくて色っぽい。
待った甲斐があって、8割位はHシーンではという位サービス満点でした。もっと、この二人のお話、書いてくれないかなあ、と切実に思います。