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マザーグースの歌詞通りに進められていく殺人事件。10人それぞれの闇に葬られていたはずの暗い過去。次に殺されるのは誰か。そして犯人は誰なのか。緊張感高まる文体にぞくり、ぞくりと静かな恐怖感を掻き立てられました。殺人の描写よりだんだんお互いが犯人ではないかと疑い始め、本能をむき出しにしていく人々の描写が何より恐ろしく感じました。人間の奥底に潜む暗い部分が暴かれ、刻一刻と完全犯罪の歯車が回り始める。怖くてどうしようもなけれど、それでもページをめくってしまうのが止められないほどの面白さ。その緊張感が衝撃的なラストによってもたらされる驚愕に変わった時、なぜこの作品が書かれて60年以上経った今日も世界中で愛されているミステリーなのか、やっとわかりました。
オーエンと名乗る人物によって孤島に集められた十人がマザーグースの「十人のインディアンの少年」の歌になぞらえて次々に殺されていく…そして最後に残るのは…?
新装丁文庫シリーズは絶海の孤島がモチーフのおしゃれな表紙です。
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