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不器用で口下手で見た目は怖いけど、とても礼儀正しくて職務に忠実で、
とことん生真面目なところがかえっておかしくもあり・・・
警察官として法に殉じることと、人間として優先するべき道と、
そのふたつが両立しないときはどうするのか。
とても難しい問題で、この本のテーマともなっているが、
「そのときは両立するように努力する」という、いたって単純な答が、
武本の口から発せられるととても重く感じられる。
実際にその言葉の通り黙々と目の前のやるべきことをこなしていく姿に、
教えられることが多い。
不法滞在外国人の問題や、犯罪の犠牲となっている国籍を持たない子供たちの問題など、
深刻な問題についても深く考えさせられた。
人物描写やストーリー展開がややぎこちなく、少々読みにくい部分もあるが、
それでも作者のまっすぐな考え方や主張が伝わる、清々しい力作だ。
人間のあり方について考えさせらた今作。
今の武本刑事の和田の過去には涙し。
そして武本刑事のその不器用だけど真っ直ぐなところに惹かれます。
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