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本書には最低限の地図と写真も添えられているのはいいのだが、中東問題の章にはもう少し歴史変遷を記した地図が欲しかった。これは池上の他の著作を買うことが望ましいのだろう。詳細な歴史地図は本書のような現代史を理解するのに絶対に必要であろう。とにかく入り組んだ国際社会の背景を読み解くためには、一つ一つの基本的な知識は必要であろう。本書だけでは複雑な今日を理解するのには不十分であるかもしれないが、その理解の第一歩にはなるだろう。しかし、この一歩は、そのような国際社会に我々日本人がどのように関与しているのか、という大きな問いの一歩となるだろうと思います。
でも、なぜこの地域は紛争が絶えないんだろう?事件がおこるんだろう?ということには答えがだせます。それが「現代史」なのだろうと思います。
著者は、イラク、アフガン、パレスチナ、チェチェン、北朝鮮、そして日本人にはなじみが薄いインドとパキスタン問題など、全部で10章、現代史上の紛争や事件、人物を取り扱っています。
問題の発端にまでもどって話を構成しているので、そのことについて何も知らなくても優しく読めて、!よくわかります。
傍らに世界地図帳を置いておくと、アメリカや旧ソ連、かつてのイギリスなどの大国の介入や力の均衡など、よりわかりやすいと思います。
たぶん、インド・パキスタン問題などの現代史がわかれば、近代史の帝国主義時代の領土問題などにも興味を持てるかもしれません。そのとき、日本は「大日本帝国」として知略に、そして軍事力によって世界列強と相対し植民地争いをしていました。それも忘れてはいけないことだと思います。
人並みに新聞を読み、ニュースを見て、世界で何が起こっているかを
何となく分かった気になっていましたが、この本を読んで、
自分がまだ断片的な知識しか持っていないことに気づかされました。
より深く国際問題について考えるきっかけになった一冊です。
普段見るニュースにさらなる奥行きを与えてくれます。
もちろん前作もおすすめ。
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