オールカラーで、解剖・生理学の概略説明の助けとなる、学校指定図書にすべき本。
生理学は学生諸氏が手を焼く分野だが、下手な授業を聞くより、本書で図解を見れば、丸覚えでなく、理解が進む。
難点を言えば、「ぜんぶわかる」と書きながらも内臓が主で、筋肉の走行などについては詳しくはないので、筋肉一つ一つの起始・停止・支配神経を分解図説した『カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典』も必要ならばセットで見てはいかがだろうか。
『人体絵本―めくってわかる からだのしくみ』は、子ども向けなのに対し、本書は、巻末に白人体図や動静脈の括弧抜き問題が付いた「巻末復習ノート」があるように、完全に学生をターゲットに絞っており、表記も一般読者には少し難しいかもしれない。