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ぜんぶの後に残るもの
 
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ぜんぶの後に残るもの [単行本]

川上 未映子
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

わたしにとっての南三陸町は、その母子の輝きそのものである。町の記憶は匂いや光や言葉とともに、あの筆舌に尽くし難い圧倒的な生命力と分かちがたくわたしのなかにある。津波にも地震にも奪いきれないものが、わたしたちのなかにはある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川上 未映子
1976年、大阪府生まれ。2006年、随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎)を刊行。2007年、初めての中篇小説「わたくし率 イン 歯―、または世界」が第137回芥川賞候補となる。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2008年2月、「乳と卵」(文藝春秋)が第138回芥川賞を受賞。3月、第1回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。2009年4月、詩集『先端で、さすわ ささえるわ そらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/08)
  • ISBN-10: 4103256222
  • ISBN-13: 978-4103256229
  • 発売日: 2011/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 147,542位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まり
新聞の書評を見て購入しました。
震災を受けて書かれたエッセイかと思いきや、
震災前に書かれたものが多く、震災に触れているのはほんの一部。

それでも自分と年齢が近い為、興味を持って読み進めましたが、
遠まわしな文章、何が言いたいのかわからない・・・
結局わからないまま、紙幅が尽きる・・・
読んでいて苦痛を覚えました。

題名はとてもいいのに、
内容はずいぶんかけ離れたものでした。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タイトルとなっているエッセイは、映画のロケで訪れた南三陸町のホテルの風呂で遭遇した母子についてのものである。
風呂場でその艶かしさが目に焼き付いて、赤ん坊の生命に圧倒されて息を飲んだ、というもの。
そして、曰く、南三陸町の記憶は圧倒的な生命力と分かちがたく結びついている、津波にも地震にも奪いきれないものが、わたしたちの中にはある、と。
非常にノスタルジックではある。しかし、その奪いきれないものとはなんであろうか。口ではいくらでも美辞麗句は言える。
また、それが現実の南三陸町なり、今回の直接の被災者たちにどれだけの意味があるだろうか。

娘と孫、父と母が津波に飲まれた知人。放心し、助かった自分を責め、「まるで映画をみているみたいだ」と未だに現実を受け入れられないでいる。
人の心を鼓舞するのは言葉の効用であろう。しかし、遠くの空から、被災地に足を運ぶでもなく追憶のように書かれたエッセイは、
勝手にやっておればよろしい、という以上のものではない。

なお、タイトルが示唆する震災関連のエッセイは、全体のごく一部分であり、残りはさらに内容浅薄な雑文の集積である。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 十姉妹 VINE™ メンバー
私は、この方の文章と感性の独特な先鋭さがとても好き。
日経新聞の夕刊に掲載されていたエッセイもリアルタイムで読んだとき、
なかなか、他の人がはっきり言えない感覚、でも市井の感覚、でも独自なもの
を打ち出しておられて、関心していました。
この本は、週刊新潮の連載がかなりの部分を占めるけど、
一部、震災直後の時期の日経夕刊のエッセイも交えています。

今の時代をより深く考えるために、
どのような力をもってしても「奪われないもの」とは何かを
震災後の今考えるために
この本を読んでみてください。

追伸:深刻な話ばかりではなく、つい笑っちゃう話ももちろん多いです。
(作者のファンにはいわずもがなでしょうが)。
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