一昔前に関西の名物に人生幸朗、生恵幸子という夫婦漫才がありました。ぼやき漫才という、人生幸朗が「責任者出て来い!」という傍らで生恵幸子さんが「まあまあ」「あんた、ほんまに責任者出てきたらどないすんの?」といった突っ込みを入れるのですが、幸子さんの合いの手が何ともいえない間合いで面白かったです。このコンビは、このボヤキ漫才に似ています。伊集院さんはもっぱらギャンブルをボソボソ語るのですが、傍らで「ほんま、どもならんオッサンですわ」と一こまで西原さんがツッコンでます。伊集院さんの方ももっぱら気にもしていない風に毎回ボソボソやってます。面白いですね。ただし、本の内容はただひたすらにギャンブル。主に競輪、麻雀。ちょこちょこ競馬。ほんの少し野球。そういったことにまつわるエッセイでもあるのですが、競輪をやらない方にはきつそうです。伊集院さんのギャンブル論を知るには良いかもしれません。