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せん‐さく (幻冬舎文庫)
 
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せん‐さく (幻冬舎文庫) [文庫]

永嶋 恵美
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

親殺し、ひきこもり、15歳……。巧緻なプロットと衝撃の結末で、静かにこわれゆく現代人の不安とさびしさをすくいとった感動のミステリ。中条省平氏、絶賛! 大型新人の鮮烈なデビュー作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「俺、帰りたくなくって」29歳の主婦・典子は、ネットのオフ会で知り合った15歳の遼介から別れ際、告げられる。典子は家出を思いとどまらせようと少しだけつきあうことにしたが、彼はなかなか帰らない。道行きの途中、二人は遼介の級友の両親が殺され、友人自身も行方不明だと知る…。現代人の不安とさびしさをすくい取った感動の長編ミステリ。

登録情報

  • 文庫: 461ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2009/10)
  • ISBN-10: 4344413768
  • ISBN-13: 978-4344413764
  • 発売日: 2009/10
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 169,082位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぷりうす トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
煩わしい日常に押しつぶされそうになっていた典子は、オフ会で出会った中学生・遼太の誘いに導かれるまま家出の付添人として旅に出る。

今では当たり前になった出会い系サイトなどネット上での匿名の出会いも、少し前までは新しい現象と言われていました。この本が出た頃もそのような時代背景だったと思いますので、非常に時代を捉えた小説であったと言えます。

印象的なのは、ご近所づきあいの煩わしさと井戸端会議の醜悪を詳細に表現している点。特に男としてはこのようなつき合いは窒息しそうな息苦しさを感じます。

お話は、家出少年と典子、そしてもう一人の少年の2本立てで進んでいきます。中盤明らかになるネット系ならではの意外な真実・・・は、あまり意外ではないですが、その後にもサプライズが用意されている点、良くできています。ただ、そこまでの設定が本当に必要なのかは疑問です。

ラストはかなりとってつけたようなもので、ちょっと興ざめですが、全体としては、現代人の憂鬱を良く捉えており、またミステリーとしても、意外な展開が楽しめますので一読して損はないと思います。
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鬱屈 2005/6/14
By たこやき21 トップ1000レビュアー
形式:単行本
オフ会で知り合った主婦と少年、そして引きこもりの少年。物語は二つの視点を交互に繰り返す形なのだが、いや、見事。中盤で早々と二つの関係がわかりながら、さらに終盤にかけて二転三転。加速度的に物語が展開していく様にすっかり魅了された。
勿論、その展開だけの上手さの作品ではない。それぞれが抱えている近所付き合い、友人関係…そんなところから発生する負の感情が生々しく描かれており、心理サスペンスとしても見事。まぁ、テーマがテーマだけに、滅茶苦茶重い話ではあるけれども。
ま、不満を言えば、最後がエラく綺麗にまとまり過ぎてるかな? ってところだけど、文句無しに面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
はらはらする 2001/12/10
形式:単行本
インターネットが主体の話、そのせいで、ありえるのではないだろうか、と、読んでいて思わされた。
実際にありそうな話、まずそのことが読むスピードを高めた。
そして、ミステリーとしても楽しめる作品である。
ミステリーとしての完成度の高さも、早く読ませる要因だった。

少年犯罪、インターネット、ひきこもり、殺人計画、どれも、ニュースに頻繁に登場する言葉ではないだろうか?
この本は、上にあげたようなことが描かれている。
まるで、現代を予見したような小説だとおもう。
リアリティある作品で、作者の文体も読んでいて退屈させない。

現代の様々な事象を見ることのできる、という点に優れた小説、一読の価値はあると思う。

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