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人が宇宙に憧れるとはどう言う事なのか?人と人との繋がりとは?そんなテーマが、救いもカタルシスもない、苦しく悲しい物語によって語られていきます。SETIに興味を持った事のある人であれば、ハッとする様な心の闇をほのめかされて、たじろぐかも知れません。主人公やその友人達の挫折の姿に、かつての自分やそうであったかも知れない自分を見て暗くなることもあるでしょう。「夏のロケット」や「リスクテイカー」の様な痛快な展開を期待して買うと、絶望する事になると思います。
しかし、話は綺麗に構成され、ややエンディングが弱くなっていた過去の作品と比較して、非常に良くまとまっています。作者の原点をまとめたのではないかとの様な印象を受ける作品であり、川端裕人のファンであれば読んでみて損はないと思います。
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