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せせらぎの迷宮 (ハルキ文庫)
 
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せせらぎの迷宮 (ハルキ文庫) [文庫]

青井 夏海
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大学図書館に勤める斎藤史は、小学校の同級生の大村生夫に呼び出され、二十年ぶりに再会することになった。担任だった杉本先生が定年を迎えるにあたり、かつてクラスで作成した文集を揃えて贈ろうというのだ。だが、肝心の文集が見当たらない。途方にくれ、かつてのクラスメイトたちに連絡を取り始めるのだが、文集の存在は彼女たちの記憶からも消えていた―。当時の思い出と記憶をたどり、史は消えてしまった文集の謎を追うが…。爽やかな感動を呼ぶ、書き下ろし長篇ミステリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

青井 夏海
千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。2001年、野球ミステリー『スタジアム 虹の事件簿』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 259ページ
  • 出版社: 角川春樹事務所 (2008/09)
  • ISBN-10: 4758433666
  • ISBN-13: 978-4758433662
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 675,058位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
小学校5年生の時の担任だった大杉先生が定年を迎えることになった。同級生だった大村生夫に
頼まれ、斉藤史は大杉先生が作成した文集を揃えることにしたのだが、文集はどこにもなかった。
それどころか、元の同級生の記憶からも消えていた・・・。文集に隠された謎とは?

昔の担任の定年退職。文集を揃えて贈ろうとするかつての教え子たち。だが、肝心の文集は見つから
ない。それどころか、誰の記憶にもない。文集にまつわる謎が、過去と現在を織り交ぜた描写から
々に解き明かされていく。そして、小学校5年生の時のほろ苦い思い出が、やがてさわやかな感動に
つながっていく。その過程がとても心地よかった。小学校5年生の頃の自分を思い出しながら(やっぱり
グループを作りました♪)、懐かしい気持ちでこの作品を読んだ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
文集を探す大人時代と文集の在り処を思い出すために小学生時の回想シーンの2構造になっている。
最後に文集がなかなか見つからない理由がわかったとき<若さの苦さ>と感動が訪れます。
ミステリーではないです。読みやすく、人によっては何回も読み直したくなる本でしょう。

特によんでほしい人
小学生時代に先生と生徒のパイプ役だった人(どっちつかずだったひと) 
特定のグループに入らなかった人・馴染まなかった人
クラス全体を見る癖がついていて、ひとりのひとやつまらなそうな人を邪険にできない人

自分がまさにそうだった。生徒と先生のパイプ役なんて聞こえはいいけど実際は都合の良い生徒であると同じに先生に媚びうる生徒と思われていたかもしれない。
主人公の史がまさに自分のことのようだった。
先生の期待にこたえつつも解放されたい気持ち、友人関係を維持したいけど陰鬱な感情。

「アリサ」を中心とする似たような集団に自分も小学生時代入っていた。
仲間に入れてもらえられた嬉しさを抱きながらも、自分はこの仲間とは合わないんじゃないかという疑問や仲間はずれにされる不安を抱いていた友人関係。
この本ではシンプルだけどよく描かれていると思う。

先生が実は生徒をよく見ている というのも良く描いていると思う。
自分が小学生のときこっそり先生の置き忘れた日誌を見たことがあった。
そこにはびっしりと生徒の様子や転校生が馴染んでいるかなどについて書かれていた。
そんなことを思い出して懐かしくなった。

鮎美がノートと文集を川に投げつけるシーンは両方ともとても怖く、そして切なかった。
最後の終り方があっさり、そしてじわ〜っとくるのがとても良かった。
苦さが残る小学生時代を懐かしむのにもいいかな。
オススメ★4.5 (特に読んでほしい人に当てはまる人は★5つ)
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By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 文庫書き下ろしの連作短編形式のミステリ。
 小学生の女子グループをめぐる「日常の謎」系の物語。30才の女性が語り手となり、小学生だった当時と「現在」を往復するかたちでストーリーが進んでいく。
 トリックは、いずれも劣悪なレベル。謎そのものに魅力がなく、読んでいて何ら関心が持てないし、結末も子どもだまし。物語全体をまとめている「文集のメッセージ」など、不自然きわまりない。
 ストーリーや人物造形も破綻している。
 むしろ、本書のメインテーマは、小学生の女子グループの持つ陰湿な嫌らしさ、子どもたちの悪意を描く点にあるのだと思う。よくもこう手の込んだいじめ、仲間はずれができるものだとビックリさせられる。
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