ルールに対する欧米人と日本人との考え方の違いを解説する書。スキー
ジャンプや日米貿易摩擦等、日本人が欧米の人をずるいと思うことが多
々ある原因とその対応を探ります。
考え方の違いは、「ルールをつくることも闘いの一部」と考えるか否か。
欧米の人にとっては、利害関係者間の決め事に過ぎないルールは自分に
不利になったり実情に合わなくなったりしたら変えるのは当然。日本人は
それをずるいと考えるのが原因と著者は解説します。また、プリンシプル
(行動の基礎となる、基本的な真理・法律)とルール(守る必要があるプ
リンシプル)の違いを日本人が混同していることも原因の一つとのこと。
その上で、著者の提案は、以下の通り。
1) まずルールの意味と目的を理解する、
2) ルールが実情に合わなくなったら変更を提案する、
3)ルールつくりを率先して行う。
ルールは成長の糧にもなるもの。ずるい、ずるいと愚痴るよりも、ルール
つくりから建設的に参加しようという気にさせてくれる本です。