私の兄は犬に噛まれたことがある。飼い主の目の前で兄のふくらはぎに噛みついているのに、飼い主は「おかしいわねぇ」とか言ってたらしい。
それ以来どんなに賢くても獣は獣だと思ってきたし、犬なんて吠えてうるさいし、道ばたにウンコは落ちてるし、家の花壇におしっこして花は枯れさせていくし、写真はともかく実物はたいしてカワイイとも思っていなかった。
この本を読んで、成毛さんがハッキリと「犬は犬」といった上で、戸惑いながらも最良の付き合い方を探し、無責任な飼い主やそれを取り締まる制度がないことに警鐘を鳴らしていることに共感した。
動物を飼うことは、その飼い主の人間性を問われる行為だと思う。
私は保護犬も飼えないし、捨て猫を拾っても飼えないけど、せめてこの本を多くの人に読んでもらえるようにこのレビューを書くことにした。
今飼っている人も、これから生き物を飼おうとしている人も、もう一度命を預かる責任と重みを理解し、覚悟を決めて欲しいと思う。
最後に、作者の本業が漫画家であるということで、日々の妄想や、変わった生活風景、れい子さんやキチとの共同生活がおもしろおかしく書かれていて、ワクワクしながら読んだ。
とても大切なことを、とても楽しく教えてもらえた本です。
れい子さんやキチのように幸せな1匹がこれからも増えますように。