質問力というテーマで10冊ほど調べていて手に取った。
著者の谷原氏は弁護士。そのせいだろうか、本書でいう「質問」とは、議論で相手を追い込んで勝つための道具、という意味合いが非常に強い。この観点は他の質問力系の書籍にはみられない。
もちろん、コミュニケーションを促進するための質問のマナーなども説かれてはいるが、
・質問は攻撃、回答は守備(p102)
・質問に答えられなければ議論は負け(p153)
といった記述が多いのが特徴である。
問題解決やロジカルシンキングのための質問、コーチングやファシリテーションのための質問ではなく、いろんな意味で「相手を思い通りに動かすための質問」である。ビジネス書としてはとくにお勧めしない。