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萌え方面の充実については、ネットで散々語り尽くされているので、今さら言うまでも無いでしょう。この作者は、画力はトップクラスだし、キャラは実に個性的で、シチュエーション作りも上手です。
さて、第1巻の内容は「もも子→考士」の空回りラブが中心でしたが、今巻は最強の妹系キャラ「巳屋本いろは」が登場。更に委員長も考士争奪戦に本格参戦と、一気にハーレム色を強めてきました。
一通り読み終わって笑ったり萌えたりした後に、今一つ物足りなさを感じました。何故だろう?‥‥と考えていたら、その答えが180pにありました。
【人物相関図】
もも子→考士
半蔵→いろは→考士
ヒカル→委員長→考士
というわけで気になったのが、上記のように「全ての人間関係が一方通行」である、という点です。
これでは、第1巻の「もも子→考士」のパターンの類似型を、延々とくり返す恐れがあります。
更に問題なのが、「もも子といろは」「半蔵と委員長」など、同一軸線上にないキャラ同士には、エピソードが発生しにくい、という事です。
比較対象として、例えば「スクールランブル」では、連載開始当初「天満→烏丸」という空回りラブ中心の話でしたが、これが余り面白くなくて、早々に「多種多様なキャラによる、複雑な人間模様」に路線変更し、大ヒットしました。
つまり、読者の「○○と△△が2人っきりになったら、どんな会話をするんだろう?」というような同人的妄想を、想像を裏切るような、あるいは凌駕するような形で表現して見せたから、ウケたのです。
「すもも」が今後、面白い人間模様を構築できるのか、それとも単純な一方通行に終始するのか、そこが勝負の分かれ目になる気がします。
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