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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
愉快痛快人情劇です,
By tapi0 (東京都板橋区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: すべて辛抱(上) (集英社文庫) (文庫)
「どぶどろ」も名作だが、本書もすこぶる読後感の良い作品。市井に生きる人々を描いた時代小説は数多いが、この作品は、幼くして貧しい寒村から江戸へ出てきた2人の少年、市造と辰ノ介の人生物語りである。徳川幕府も左前になってきた混乱期、自分達の才覚だけで町年寄りにまで大きくなっていく過程が、丁寧な筆致で綴られ、読者を離さないものがある。帯評にも『最後の長篇』とあるが、個人的には半村作品の中でもベスト3に入れたい。一方の大作、SF巨編『妖星伝』を20年ぶりに読み直そうかという気になりました。安心して読める作家の、楽しいに違い無い作品を読むのって、ホント楽しい。
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