それにしても、近年のクラウドやそれを支える仮想化技術の発展、そして普及ぶりには目を瞠るものがある。5年前にレガシーシステムをオープン化しようと計画を立てたときには、まだ仮想化技術を採用しようとは思わなかったし、企業や私たちのような自治体で基幹業務を仮想化しようというところは、ほとんど見られなかった。しかし、今やサーバリプレース等にあたっては、ほぼ仮想化前提で検討しているように思える。私たちも、2年後にサーバの大幅にリプレースするのを2年後に予定しているが、サーバの仮想化を行うことにより、増えすぎていってしまったサーバの数を削減する予定である。
そんな自分だから仮想化に関する雑誌や本を読みあさっているのだが、なかなか一冊の本としてまとまったいるものがなかった。
しかし、この本は、日経BP社で出ている雑誌やWebサイトに掲載されている記事をまとめたものだが、仮想化技術の紹介から、環境構築・運用法、仮想化製品、クライアント仮想化製品の紹介、ネットワーク、ストレージ仮想化についても記述があり、内容の深さはともかくかなり幅の広い物になっている。
特に、第4章のサーバー仮想化製品ごとの徹底活用法は非常に参考になった。VMwareの利用を考えているので、この部分は最初から最後まで熟読した。最近、VMwareのvSphereのバージョンが上がった(4.1)ので、その点について触れてあったのが、とても分かりやすかった。
その他、デスクトップ仮想化についてもヴイエムウェア、マイクロソフト、シトリックスといった製品の特徴についての紹介が分かりやくて良かった。
もっとも参考になったのは、第3章。環境構築や運用についてのノウハウ、気を付けなければならないことが紹介されている。
それにしても、最近の仮想化技術の進展はスゴイ。ここ何年か読んでいるけど、毎年、変わっている。新しい技術に追いついていく必要がある。こういった本からでも情報を仕入れるべきだな。