まず個人的な事から。
僕は音楽を、特に作曲と理論を専門的に学んでいる学生です。
理論等を専門的に学ぶと楽譜から音楽に入ってしまい、音楽を耳で集中しっかり聴くということをつい忘れがちになるので、初心を思い出す参考程度にはなりました。
しかし、これは専門家と一般人の間に立つ者の個人的な意見です。一般の人って、音楽をちゃんと聴いてないのですか?それらしい文章で騙されやすいですが、誰もが
『そんなんわざわざ言われなくてもわかってるわい』
とツッコミたくなる内容だと思います。
正直、総合評価は最悪です。
てっきり脳科学から見た音楽というのを検証してくれるのかと思ったら、ただの著者の音楽礼賛でした。学問的なものを期待していたので非常に残念です。
最後のマルタンとの対談も、最先端の文化人同士にしては平凡なものだなぁというのが正直な感想です。『クラシックをポピュラーにしたい』『クラシックもポピュラーもあまり違いはない』なんて誰もが考えそうな事を…
独創的な意見は全く無く、いたって中身の薄い本です。
しかし音楽を志す者として音楽をここまで礼賛してくれるのはとても嬉しいので、最低評価から星+1つです。