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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
途方に暮れたくなるフワフワ感。,
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レビュー対象商品: すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT) (文庫)
タイトルは長いけど、ページ数は少なく活字は大きく、さーっと読めます。メキシコはユカタン半島東海岸のキンタナ・ローを舞台に、 グリンゴと呼ばれ蔑まれても、居座っているアメリカ人の主人公が聞きかじった不思議な話が三つ。 いかにもリゾート地らしい漂うような時間の流れ方に、 海中で幻惑されてもいいような気になってきます。 幽霊ものというよりは、確かに幻想的。 人間は自然に復讐されて呵るべきだという作者の意思が感じられたりして、 少しぞっとします。 でも実は、作者の経歴、死の理由などの方が衝撃的でした・・・。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
キンタナ・ロー州の海にまつわる都市伝説集,
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レビュー対象商品: すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT) (文庫)
1970-80年頃に筆者が、メキシコのユカタン半島にあるキンタナ・ロー州での体験をつづったエッセイです。 筆者が現地で聞いた、夢なのか現実なのか定かでない都市伝説のようの ような幻想的な話を、自分自身を語り部としてつづっています。 海にまつわる不思議体験に満ちた本ですが、SFやFT的な要素はほとんど ありません。面白い本ではあります。 この本の筆者は、海(自然)とマヤ文明をこよなく愛しています。開発 に伴い、海(自然)もマヤ文明も失われていくことに対しての悲しみとあ きらめがない交ぜになった挽歌のようなこの本です。 ユカタン半島の原風景と、マヤ文化をかいま見ることもできます。 「キンタナ・ロー州民話(現代版)」といった趣もある内容です。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
現代文学の香りがする連作短編集,
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レビュー対象商品: すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた (ハヤカワ文庫 FT) (文庫)
メキシコのユカタン半島に位置するキンタナ・ローを舞台に、そこに長期滞在している老心理学者が出会う人物から聞いたちょっと不思議な物語である。「リリオスの浜に流れ着いた者」「水上スキーで永遠をめざした若者」「デッド・リーフの彼方」の3編。一種のメタ小説の体裁をとって、ティプトリー独自のテイストをつけている。そこには海の神秘と自然を蹂躙する外部の人間、現代文明と伝説が描かれている。ティプトリーの簡潔な語り口は、ちょうどキー・ウェスト時代のヘミングウェイの短編を思わせる、そんな印象。個人的には「デッド・リーフの彼方」が一番完成度が高いと感じたが、どれも読ませるなかなかの出来。
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