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すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠
 
 

すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠 (単行本)

by ダミアン・トンプソン (著), 矢沢 聖子 (翻訳)
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Product Description

内容紹介

◎9.11は米国政府が仕組んだ陰謀だ。
その狙いは中東で戦争を起こすことにある。
◎エイズ・ウイルスはアフリカ人を根絶やしにするために CIAの研究所で開発された。
◎サプリメントをたっぷり摂取すればガンを予防できるし、 エイズ治療薬より効果がある。
◎キリストは生き延びて結婚し子孫がメロヴィング朝を興したが 教会はこれをひた隠しにしている。

こんな話、どうしてみんな信じているのだろう?

デマに引っかかるのは間抜けな人だけと思いがちだ。
でも今では、きちんと教育を受けてまともな仕事に就いている人が、
大学の学者が、政府の閣僚が、
こういったガセネタを信じ、広めている。

なぜか?

インターネットの普及は、
危険な「カウンターナレッジ」(=ニセ情報)の蔓延をもたらした。
カウンターナレッジを信じ、数百万の国民の命を危険にさらす大統領。
カウンターナレッジで数億ドルを荒稼ぎするインチキ起業家。

我々は脅威に対抗する術(すべ)を学ばなければならない。

イギリスで発売後、一大センセーションを巻き起こしたダミアン・トンプソンの新刊本、ついに登場。

内容(「BOOK」データベースより)

いかにも事実らしく見せかけているが、実は根拠がないでたらめ、がせねた。反証をあげたり、その主張を裏づける証拠の欠如を示すことで嘘だと証明できるが、多くの人が信じている。デマを流して儲けている奴らがいる。政治家もTVも出版社も信じられない。

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6 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 批判力を養うために, 2009/2/17
By ヒロ (福岡) - See all my reviews
 当時グラハム・ハンコックの「神々の指紋」を夢中になって読んだ私には、この本の内容はまるでシャワーのように頭に入ってきました。鍼灸や漢方の科学的効能も否定するのはどうかとは思いますが、著者の一貫した科学的視点には敬服します。
 今世の中を見回すと、「○○を食べれば長生きする」とか「○○すれば人間関係が良くなる」といった本がたくさんあります。一読に値しないものもありますが、一見するとあたかも科学的に証明されたように錯覚してしまう「偽装本」もあります。
 情報の「量」だけはものすごくある現代、意味ある情報を選択するひとつの指針として一読をおすすめします。
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3 of 3 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars どうして与太話は淘汰できないのか【社会的理由】, 2009/1/5
9.11陰謀論、予防注射と自閉症の関係など、有害な与太話が世に蔓延する状況をまとめています。
他にも本書で扱われる与太話は次のようなものが。
・インテリジェント・デザイン説
・イスラム圏における創造説
・アフリカ中心主義
・明代初期の中国が新大陸を発見していた説
・補完代替医療全般

同様の類書と比較すると、個々の与太話の解説やまとめはあまり要領を得ず、それらへのツッコミは
浅い感じで、食い足りない印象が残るのではないかと。
しかしながら、他の類書と比較して特筆すべき点があります。

まず、与太話そのものよりも、それが与太でありながら世の中に蔓延してしまう理由を問題にしている
ところ。さらに、同様に与太が信じられてしまう理由を主題にした他の類書が、いろんな認知バイアス
などの心理的な部分にその理由を求めていたのに対して、本書ではその社会的要因に踏み込んで
いるところ。 とりわけ5章と6章は必読かと思い中。

全面的には展開されていないけれど、例えば以下のような示唆が。
・データと検証を疎かにすることを正当化するポスト・モダニズム
・人種主義という批難を恐れるあまりの、イスラム圏やアフリカ中心主義への検証の鈍さ
・中国人が発見したというデマは、それでも中国人にとって都合が良いこと

上述のような示唆を総合しての、次のようなフレーズや造語は、深いものがあります。
・反体制や反権威が、反知性へと連続している
・デマ産業

出版社の事情など、「デマ産業」に言及した部分は本書の重大な貢献だと思います。うっすら
そうなんじゃないかしら、って思っていても、はっきり「産業」に言及したのは勇気あることだと。

繰り返しますが、全般的に食い足りないものではありますが、与太話が蔓延する社会的要因に踏み
込んでいるところが、本書に他の類書とは違った重要性を与えています。

補足:
大槻教授の解説は読まなくて良いかも
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1 of 2 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 自分自身に警鐘を鳴らす、がせネタから身を守る法, 2009/4/12
By 酒本舗 (兵庫県神戸市) - See all my reviews
原題は「counter-knowledge」。直訳すると「反知識」で、事実らしく見せかけているが、実は根拠のないでたらめ、がせネタのことである。例えばそれは「エイズはCIAが開発した」「9.11にブッシュが関与していた」という類の話で、中には「1421年には既に中国艦隊が米大陸を発見していた」と真面目に論じた本まで出ているとか。で、これらのネタを一流出版社が本や雑誌で紹介したり、政治家が引用したり、芸能人が番組で取り上げたりするうちに事実と信じる人が増え、その結果健康を害したり、金銭的被害に遭う人が出て悲劇が蔓延する。過日マスコミを賑わした「円天」が一つの例だろう。「何でそんな話に騙されるの?」と第三者的には思いがちだが、情報操作のされ方次第でいつ自分がバカを見ないとも限らない。特に権威ある学者や医者が本気でその種のデマに引っかかっていたら、素人がそれに引きずられない様にするのは至難の業かも知れない。
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