小説新潮に06〜07年にかけて連載されていた「麺の甲子園」を改稿・改題した作品。日本全国の麺を食べまくり、独断と偏見?で日本一の麺を決定するという企画物。
環境問題だとか難しいことは一切無しで、現地の店を訪れてひたすら食べまくる。そして、あらかじめ店に予約をするでもないので突撃ルポの様相を呈している場面が多い。椎名誠のおもしろさはやっぱりこれだよと思いつつ楽しみながら読んだ。
残念、というか寂しさを感じたことがひとつだけある。昔は、“わしわし”食っていたはずの椎名誠が今回はわしわし食っていないことだ。椎名誠も年をとるんだなぁと感じると同時に、わしわし食っている彼を知っている自分もまた年をとってしまったことを思いいつつ妙な感慨が湧いてしまった。